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    前歯だけ・一本だけの部分矯正の費用を手法別・年代別に解説【歯科医師監修】

    前歯の歯並びが悪いと、たとえそれが大きな不正歯列でなくても気になるという方は少なくありません。
    大きく口を開いて笑えなかったり、話す時に口元に手を持ってきたりするコミュニケーションは、案外疲れるものです。
    昔は、矯正治療といえば、子供のころから行う大がかりなワイヤー矯正が一般的でした。

    しかし、矯正治療をしたいと考える人の中には「一本重なった部分だけ治したい!」「大がかりな矯正以外の選択肢を知りたい!」などの、あと一歩のお悩みを持つ方が多いのも事実です。

    また、子供の頃矯正治療を受けられないまま大人になった方もいらっしゃいます。
    現代では、その希望にお応えできる矯正方法がたくさんあります。
    どんな矯正方法を選んだらいいのか、費用や時間はどれくらいかかるのか、歯科医師監修の元に解説します。

     

    その他の症例についてはマウスピース矯正の費用を症例、部分、年代、種類別に解説【歯科医師監修】でまとめています。
    併せて御覧ください。

    マウスピース矯正の費用を症例、部分、年代、種類別に解説【歯科医師監修】

     

    前歯のみ、一本だけの矯正可能な症例

    出っ歯

    出っ歯には、骨格性の出っ歯と、歯性の出っ歯があります。
    骨格性の出っ歯とは、上顎自体が前に出ていて、それに伴い歯も前に出ているタイプの出っ歯です。
    対して、歯性の出っ歯とは、骨格には問題がなく、歯だけが前に出ているタイプの出っ歯です。

    一本単位からの矯正が可能なのは歯性の出っ歯で、骨格性の出っ歯については、子供の頃から顎の成長をコントロールするための矯正治療を行う必要があります。
    また、大人になった後は顎の成長が止まってしまうため、外科処置によって治療をする必要があります。
    日本人に多い不正歯列であるのと比例して、お悩みを抱えている人が多い症状の一つです。

     

    前歯の噛み合わせが反対

    前歯は、上の歯が下の歯にかぶさっている状態が正常です。
    これが逆になっているものを反対咬合といいます。
    この反対咬合は、基本的に骨格性のものとなります。
    そのため、大人になってからの処置は主に外科処置となりますが、一部分だけ反対になっているものについては、一本単位からの矯正が可能です。

     

    捻転歯

    中心の軸を基準に、捻じれたり傾いたりしているものを捻転歯といいます。
    顎のスペース不足などによって、起こりやすい症状です。
    出っ歯などに比べると目立ちにくい不正歯列ですが、前歯部分に起こりやすいため、コンプレックスになってしまう方もいらっしゃいます。
    また、重なった部分は清掃がしづらく、虫歯になりやすいというリスクもあります。

     

    叢生

    歯が重なり合っているものを叢生といいます。
    捻転歯と同じく、顎のスペース不足などによって起こりやすい症状です。
    また、重なった部分は清掃がしづらく、虫歯になりやすいところも共通しています。
    チャームポイントにもコンプレックスにもなりやすい八重歯は、この叢生の一種です。

    程度が重いと、一部分だけでの矯正では難しいケースもあります。

     

    すきっ歯(正中離開)

    歯と歯の間が空いてしまっているものを、すきっ歯といいます。
    捻転歯や叢生とは違い、顎が大きすぎるか、歯が小さすぎるかによって起こります。
    特に前歯だけ開いているものを正中離開といいます。
    発音などに支障が出ることがあります。

     

    前歯のみ、一本だけの矯正費用を手法別、年代別に解説

     

    大人 子供
    マウスピース矯正 40~60万円程度 10万~

    成長に合わせ期間が長くなる(Ⅰ期とⅡ期をまたぐ)と、100万円ほどまでかかる場合も

    ワイヤー矯正 30〜70万円程度 30〜60万円程度
    裏側矯正 40〜70万円程度 40〜70万円程度

    どの治療方法においても、前歯だけの矯正には、全体矯正と比べて費用を抑えやすいというメリットがあります。
    また、ワイヤー矯正においては、全顎よりも前歯だけの方が清掃が容易なため、歯肉炎や虫歯のリスクを減らせるというメリットもあります。
    反面、デメリットとしてかみ合わせの調整はできないことなどが挙げられます。
    あくまで審美的な治療の要素が強いのが前歯だけの矯正です。
    奥歯の方まで削って少しずつスペースを確保するということができないため、前歯の削る量が増えてしまうのもデメリットです。
    また、重い症例については治療することができません。

     

    マウスピース矯正

    40~60万円程度

    前歯だけの矯正でも、マウスピースは全顎用のものを作製します。
    全顎を矯正する時と同じステップを踏み、矯正治療を行います。
    歯の動きを予想して、何十枚単位でマウスピースを作製し、それを変えることで矯正を行います。

     

    メリット

    • 医院によって幅があるが、ワイヤー矯正よりも安価な場合が多い
    • 目立ちにくい
    • 清掃が容易
    • 金属アレルギーの心配がない
    • 口の中を傷つける心配がない

    デメリット

    • ワイヤー矯正より対応できる症例の幅が狭い
    • 自身で着脱するため、忘れると効果を得られない

     

    ワイヤー矯正(表側矯正)

    30〜70万円程度

    ブラケットという金属の固定用具をつけ、その上にワイヤーを通します。
    ワイヤーに力をかけることで歯を動かします。
    古くからある矯正方法です。

     

    メリット

    • 対応できる症例が多い
    • 裏側矯正よりは安価
    • 固定式の装置なので、確実に歯を動かせる

    デメリット

    • 見た目が悪い
    • 清掃が困難
    • 口の中を傷つける心配がある

     

    裏側矯正

    40〜70万円程度

    歯の裏側にブラケットという金属の固定用具をつけ、その上にワイヤーを通します。
    ワイヤーに力をかけることで歯を動かします。
    表側矯正の審美的なデメリットをフォローできる矯正方法です。

     

    メリット

    • 見た目が良い
    • 確実に歯を動かせる

    デメリット

    • 表側矯正、マウスピース矯正に比べて高価である場合が多い
    • 清掃が困難
    • 口の中を傷つける心配がある
    • 表側矯正より対応できる症例が少ない
    • 表側矯正より高い技術が必要

     

    大人

    10~70万程度

    大人になると歯が動きにくく、矯正治療を行うことで歯周病にかかりやすいといわれています。
    ただ、お手入れなどが子供に比べて確実に行えるのは良い点です。
    また、お仕事などで見た目が気になり、可能であればマウスピース矯正にしたいと考える方が多いようです。
    大人の方が装着時間を確実に守れるため、マウスピース矯正のメリットを十分に得られるでしょう。
    通院などの治療計画を立てやすいのも、大人になってから矯正を行うメリットです。

    矯正治療は大人になってから受けても遅くありません。
    マウスピースで対応しきれないケースも考えられるため、ワイヤー矯正も視野に入れながら、まずは相談してみましょう。

    子供

    10~100万程度

    学童期の部分矯正は、前歯がねじれて生えて来た時などに、予防的な矯正として行うことがあります。
    前歯を4本きちんと並ばせることで、スペースがなくなり八重歯になってしまうことを防ぎます。

    ただ、この時期の前歯の部分矯正はあくまで予防的なもので、最終的に歯がきれいに並ばなければ全体矯正となる可能性があります。
    その後、顎の成長のピークは12歳頃まで続きます。
    そのため、顎の大きさが変わることも視野に入れて治療計画を立てます。

    永久歯が生え揃ってからの部分矯正については、効果などは大人と変わりありませんが、歯が動きやすい反面、後戻りしやすいという心配もあります。
    どちらにしても、あまり保護者様が神経質になりすぎないことが大切です。

     

    前歯のみ、一本だけの矯正期間

    全体矯正を行う場合、治療期間は1〜3年程度になります。
    部分矯正の場合は、3ヶ月〜2年程度と短くなります。
    ケースによって異なりますが、部分矯正は全体矯正よりも期間が短い傾向にあります。
    それぞれの矯正方法による目安は以下です。

    • マウスピース矯正 5ヶ月~1年半ほど
    • 表側矯正 3ヶ月〜1年ほど
    • 裏側矯正 半年〜2年ほど

    子供は歯が動きやすいため、大人より短い期間で矯正を終えることができます。
    また、矯正装置を外しても、矯正にかかった期間と同じだけの期間を保定期間とし、保定装置を装着する必要があります。
    これは後戻りを防ぐために、必ず行わなくてはなりません。
    詳細はこちらからご覧ください。

    マウスピース矯正の期間を部分・症状・年代別に解説!短くするポイントも紹介

    マウスピース矯正の期間を部分・症状・年代別に解説!短くするポイントも紹介

    前歯のみ、一本だけ矯正の注意点

    前歯のみの矯正には、期間が短い、費用が安いなどのメリットがたくさんあります。
    手軽に行えるため、踏み出すか悩んでいた方でもすぐトライできる、とても良い矯正治療です。
    しかし、メリットがあるところには必ずデメリットや注意点があります。
    どちらもきちんと把握したうえで、矯正治療を行うかどうか決める必要があります。

     

    歯並びが悪すぎると前歯のみ、一本だけ矯正はできない

    矯正治療には、審美的な目的だけでなく、かみ合わせを整えるという目的もあります。
    かみ合わせの治療が必要な場合は、前歯も奥歯も含め、全体でバランスを取らなくてはならないため、前歯のみの矯正では整えることができません。

    また矯正治療では、歯を削ってスペースを作り、歯を動かします。
    そのため、前歯だけの矯正では前歯だけを削ってスペースを作ります。
    歯並びが悪すぎると、前歯を削るだけではスペースを確保するのが難しく矯正は困難です。

     

    前歯のみ、一本だけ矯正を自分でやらない

    特にマウスピース矯正は手軽なため、自分でも歯を動かせるのではないかと考える方もいるかもしれません。
    しかし、雑菌が入ったり、変な方向に動いてしまったりというリスクがあります。
    きちんと矯正歯科で治療しましょう。

     

    前歯のみ、一本だけ矯正の費用を把握して自分に合った最適なメニューで治療をしよう

    一本だけ、前歯のみという手軽な矯正治療は、患者様の「きれいの可能性」をグンとアップさせます。
    方法、期間、費用などご自分のスタイルに合った方法で、矯正治療を選んでみてはいかがでしょうか。

    DPEARLは、最新でクオリティの高いマウスピースによる部分矯正をリーズナブルな価格でご提供しています。
    もちろん、前歯のみ/一本だけの矯正も対応可能です。
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    直接歯科医師に相談できるだけでなく、オンライン診療を行っている医院もあります。

    ぜひ一度ご相談ください。