TOP BLOG 歯科矯正はいつからできる?子供の歯科矯正について解説! 歯科矯正はいつからできる?子供の歯科矯正について解説! 歯並びは歯の生えている位置だけでなく、歯そのものの大きさやあごの大きさによっても変わってきます。そのため歯やあごの形・大きさが遺伝し、親子で似た歯並びになることは多いです。 今回は子供の歯科矯正の代表的な方法や、治療期間・かかる費用なども含めて解説します。 目次 Toggle 歯科矯正は何歳からできる?子供の歯科矯正について代表的な方法・装置7つ治療期間かかる費用・値段まとめ 歯科矯正は何歳からできる? まずは、いすに座って歯科治療を受けられるかどうか。それに加えて、その年齢で治療の必要性があるかどうかで歯科矯正の開始時期は決まります。基準としては、小学校1年生になる6〜7歳ごろが目安です。ただもっと早くから治せる歯並びもあるため、気になった時点で一度歯科医院で診てもらうと良いでしょう。 なお乳歯(子供の歯)のみが生えている5歳くらいまでや、乳歯も永久歯(大人の歯)も生えている12歳くらいまでは、歯ではなく骨格の矯正が中心となります。あごの骨も身長や体重と同じように成長していくため、まずは骨格を整えつつ、成長が落ち着いたら歯そのものを動かして歯並びを整えていきます。 子供の歯科矯正について 大人の歯科矯正のように、子供の歯科矯正にもさまざまな方法があります。大人と同様、歯に四角い装置とワイヤーを付けるワイヤー・ブラケット矯正もあれば、成長途中の子供ならではの矯正装置もいくつかあります。 代表的な方法・装置7つ プレート 急速拡大装置 ムーシールド T4K プレオルソ ヘッドギア チンキャップ それぞれの特徴や対応できる歯並びなどを簡単にご紹介します。 ①プレート プレートとは、付け外しが自由にできるプラスチックの装置です。口の中からあごに力をかけることで、歯の並ぶスペース(歯並び全体)を広げます。これにより全ての歯が綺麗に並ぶためのスペースを確保します。 もともとの歯並びにもよりますが、1日12〜15時間ほど付けていなければいけません。矯正効果は本人の頑張り次第となるため、必要性を理解してもらうことが重要です。 ②急速拡大装置 急速拡大装置も、プレートのようにあご全体を大きくして歯の並ぶスペースを確保するためのものです。プレートと違うのは固定式という点。本人の頑張りに関係なくあごを広げられるので、名前の通り早く、確実に効果を得られます。 急速拡大装置のデメリットとしては、付けたばかりのころは違和感が強く、食事や会話がしづらいという点です。 ③ムーシールド ムーシールドはマウスピースのような見た目の自由に付け外しができる装置で、受け口(反対咬合)の治療に使われます。ムーシールドは歯を動かすというよりも、お口周りや舌の筋肉を整える目的で使用します。これにより筋肉のバランスを整え、受け口を治します。 基本的に寝ている間に使用する装置のため、本人の負担が少なく協力を得やすいです。自由に付け外しができるので清潔を保ちやすく、痛みが出にくいのも嬉しい点ですね。 ④T4K T4Kもムーシールドのように、マウスピースのような見た目の自由に付け外しができる装置です。ムーシールドは3歳ごろから使用できますが、T4Kは6〜10歳の子供向けの装置です。 ⑤プレオルソ プレオルソもムーシールドやT4Kと同様、お口周りや舌の筋肉を整える、自由に付け外しができる装置です。家にいるときや寝るときのみ装着する、3〜10歳向けの矯正装置です。 ⑥ヘッドギア ヘッドギアはお口の中に入れるのではなく、顔周りに取り付ける装置です。自由に付け外しができ、上あごが成長しすぎていることによる出っ歯の治療に使われます。装置で外から力をかけ、上あごの成長を抑えます。 ヘッドギアは基本的に寝ている間のみ使用します。そのため協力を得やすく、本人が見た目を気にすることも少ないでしょう。 ⑦チンキャップ チンキャップはヘッドギアと同様、顔周りに取り付ける装置です。対応できる歯並びがヘッドギアと逆で、下あごが成長しすぎていることによる受け口の治療に使われます。自由に付け外しができる装置で、下あごの成長を抑えます。 治療期間 子供の歯科矯正にかかる期間は、およそ1〜4年です。もともとの歯並びや、どの装置を使うかによっても変わってきます。なお子供の歯科矯正は、乳歯があるかどうかによって3つの時期に分けられます。 時期 年齢 お口の中 治療内容 第0期 3〜5歳 乳歯のみ かみ合わせや癖を治す 第1期 6〜10歳 乳歯+永久歯 骨格のバランスを整える 第2期 11〜15歳 永久歯のみ 歯並びを綺麗に整える どの時期から歯科矯正を始めるべきかは、もともとの歯並びによります。ただ第0期から歯科矯正をしていれば第1期以降の治療が必要なくなったり、必要になっても簡単な治療で済んだり治療期間が短くなったりすることは多いです。 かかる費用・値段 子供の歯科矯正は基本的に保険がきかないため、歯科医院によって料金設定が異なります。また、 ・乳歯だけが生えているとき(第0期) ・乳歯と永久歯が両方生えているとき(第1期) ・乳歯が全て生え変わり、永久歯だけが生えているとき(第2期) 以上のように、矯正を始める期間によっても費用は変わってきます。 時期 費用相場 乳歯のみ(第0期) およそ3〜20万円 乳歯+永久歯(第1期) およそ15〜60万円 永久歯のみ(第2期) およそ50〜130万円 矯正を始めたときは乳歯のみでも、終了するころには永久歯も生えているなど時期をまたぐこともあります。その場合は価格を設定し直されることが多いでしょう。また装置代とメンテナンス代をセットにしていたり、時期によって分けていたり、歯科医院によって料金設定はさまざまです。歯科矯正を始める前によく確認しておきましょう。 まとめ いかがでしたか?今回は、子供の矯正について、いつからスタートできるのかや方法、期間などを解説していきました。 また、子供の悪い歯並びをそのまま放置してしまうと、様々な問題の原因となります。 あわせて読みたい 子供の歯並びが悪いのは遺伝?それとも癖のせい?原因や症例、デメリットを解説! 子供の歯並びは遺伝のせいだと思っていませんか?確かに歯並びは子供に遺伝しますが、日頃の癖や習慣が歯並びを悪くしてしまうことも。この記事では、子供の歯並びが悪いことのデメリットや原因、予防方法などをご紹介します! 子供の歯 […] 気になった方は、歯科医院に相談してみて下さいね。 DPEARLでは、初診カウンセリングを受け付けています!この記事を読んで、興味が湧いた方は是非お気軽にいらしてください! 前の記事 市販のマウスピース矯正に効果はある?歯科医院との違いを解説! 次の記事 歯科矯正で保険が適用されるのはいつ?具体的な例を解説!
歯科矯正はいつからできる?子供の歯科矯正について解説!
歯並びは歯の生えている位置だけでなく、歯そのものの大きさやあごの大きさによっても変わってきます。そのため歯やあごの形・大きさが遺伝し、親子で似た歯並びになることは多いです。
今回は子供の歯科矯正の代表的な方法や、治療期間・かかる費用なども含めて解説します。
目次
歯科矯正は何歳からできる?
まずは、いすに座って歯科治療を受けられるかどうか。それに加えて、その年齢で治療の必要性があるかどうかで歯科矯正の開始時期は決まります。基準としては、小学校1年生になる6〜7歳ごろが目安です。ただもっと早くから治せる歯並びもあるため、気になった時点で一度歯科医院で診てもらうと良いでしょう。
なお乳歯(子供の歯)のみが生えている5歳くらいまでや、乳歯も永久歯(大人の歯)も生えている12歳くらいまでは、歯ではなく骨格の矯正が中心となります。あごの骨も身長や体重と同じように成長していくため、まずは骨格を整えつつ、成長が落ち着いたら歯そのものを動かして歯並びを整えていきます。
子供の歯科矯正について
大人の歯科矯正のように、子供の歯科矯正にもさまざまな方法があります。大人と同様、歯に四角い装置とワイヤーを付けるワイヤー・ブラケット矯正もあれば、成長途中の子供ならではの矯正装置もいくつかあります。
代表的な方法・装置7つ
それぞれの特徴や対応できる歯並びなどを簡単にご紹介します。
①プレート
プレートとは、付け外しが自由にできるプラスチックの装置です。口の中からあごに力をかけることで、歯の並ぶスペース(歯並び全体)を広げます。これにより全ての歯が綺麗に並ぶためのスペースを確保します。
もともとの歯並びにもよりますが、1日12〜15時間ほど付けていなければいけません。矯正効果は本人の頑張り次第となるため、必要性を理解してもらうことが重要です。
②急速拡大装置
急速拡大装置も、プレートのようにあご全体を大きくして歯の並ぶスペースを確保するためのものです。プレートと違うのは固定式という点。本人の頑張りに関係なくあごを広げられるので、名前の通り早く、確実に効果を得られます。
急速拡大装置のデメリットとしては、付けたばかりのころは違和感が強く、食事や会話がしづらいという点です。
③ムーシールド
ムーシールドはマウスピースのような見た目の自由に付け外しができる装置で、受け口(反対咬合)の治療に使われます。ムーシールドは歯を動かすというよりも、お口周りや舌の筋肉を整える目的で使用します。これにより筋肉のバランスを整え、受け口を治します。
基本的に寝ている間に使用する装置のため、本人の負担が少なく協力を得やすいです。自由に付け外しができるので清潔を保ちやすく、痛みが出にくいのも嬉しい点ですね。
④T4K
T4Kもムーシールドのように、マウスピースのような見た目の自由に付け外しができる装置です。ムーシールドは3歳ごろから使用できますが、T4Kは6〜10歳の子供向けの装置です。
⑤プレオルソ
プレオルソもムーシールドやT4Kと同様、お口周りや舌の筋肉を整える、自由に付け外しができる装置です。家にいるときや寝るときのみ装着する、3〜10歳向けの矯正装置です。
⑥ヘッドギア
ヘッドギアはお口の中に入れるのではなく、顔周りに取り付ける装置です。自由に付け外しができ、上あごが成長しすぎていることによる出っ歯の治療に使われます。装置で外から力をかけ、上あごの成長を抑えます。
ヘッドギアは基本的に寝ている間のみ使用します。そのため協力を得やすく、本人が見た目を気にすることも少ないでしょう。
⑦チンキャップ
チンキャップはヘッドギアと同様、顔周りに取り付ける装置です。対応できる歯並びがヘッドギアと逆で、下あごが成長しすぎていることによる受け口の治療に使われます。自由に付け外しができる装置で、下あごの成長を抑えます。
治療期間
子供の歯科矯正にかかる期間は、およそ1〜4年です。もともとの歯並びや、どの装置を使うかによっても変わってきます。なお子供の歯科矯正は、乳歯があるかどうかによって3つの時期に分けられます。
どの時期から歯科矯正を始めるべきかは、もともとの歯並びによります。ただ第0期から歯科矯正をしていれば第1期以降の治療が必要なくなったり、必要になっても簡単な治療で済んだり治療期間が短くなったりすることは多いです。
かかる費用・値段
子供の歯科矯正は基本的に保険がきかないため、歯科医院によって料金設定が異なります。また、
・乳歯だけが生えているとき(第0期)
・乳歯と永久歯が両方生えているとき(第1期)
・乳歯が全て生え変わり、永久歯だけが生えているとき(第2期)
以上のように、矯正を始める期間によっても費用は変わってきます。
矯正を始めたときは乳歯のみでも、終了するころには永久歯も生えているなど時期をまたぐこともあります。その場合は価格を設定し直されることが多いでしょう。また装置代とメンテナンス代をセットにしていたり、時期によって分けていたり、歯科医院によって料金設定はさまざまです。歯科矯正を始める前によく確認しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は、子供の矯正について、いつからスタートできるのかや方法、期間などを解説していきました。
また、子供の悪い歯並びをそのまま放置してしまうと、様々な問題の原因となります。
気になった方は、歯科医院に相談してみて下さいね。
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