TOP BLOG 《歯科衛生士が教える》マウスピースをつけたまま食事はできるの?矯正中のおすすめごはん 《歯科衛生士が教える》マウスピースをつけたまま食事はできるの?矯正中のおすすめごはん 歯列矯正の食事は歯に負担がかかるため、特に固い食べ物には注意をする必要があります。また、マウスピース矯正をしたまま食事をすると破損や変形、着色の原因に。この記事では矯正中に注意したい食べ物や飲み物、おすすめのごはんを中心にご紹介します! 目次 Toggle 食事に制限が少ないマウスピース矯正ですが、こんな食べ物には注意!マウスピースをはめたまま食事をするとどうなる?1.マウスピースが変形する2.マウスピースに着色する3.虫歯・歯周病のリスクが上がる 特に食事に注意が必要なタイミングとは?マウスピース矯正開始後(数日間)マウスピース交換後(数日間)マウスピース矯正中におすすめの食事例主食:おかゆ、柔らかいパン、柔らかい麺類おかず:魚の煮物、ひき肉料理、卵料理、豆腐料理デザート:ゼリー、ヨーグルト、バナナその他食事時の工夫 食事に制限が少ないマウスピース矯正ですが、こんな食べ物には注意! マウスピース矯正に限らず、歯列矯正中は食事に注意が必要です。と言うのも、ものによっては歯に負担がかかり痛みを感じやすいからです。例えば固い食べ物。は噛むときに力が必要である(=歯に力がかかる)ため、痛みにつながりやすいです。歯を動かしている最中は特に注意が必要です。 マウスピース矯正では食事をするときに装置(マウスピース)を外すことができます。そのため食べ物により矯正装置が壊れたり食べ物が矯正装置に引っかかったりする心配がなく、他の矯正方法に比べて食事制限は少ないです。 マウスピースをはめたまま食事をするとどうなる? マウスピースをはめたまま食事をするとどうなるのでしょう? マウスピースが変形や割れる・壊れる マウスピースに着色する 虫歯・歯周病のリスクが上がる 1.マウスピースが変形する マウスピースをはめたまま食事をすると、マウスピースに亀裂が入ってしまったり、変形してしまうケースがあります。マウスピースが変形すると、歯に上手くはまらなくなります。合っていないマウスピースを無理にはめると、歯並びに影響が出ることも。場合によってはマウスピースの作り直しが必要になります。これらのようなリスクがあるため、食事のときは必ずマウスピースを外しましょう。もしマウスピースに異常が見られた場合はご連絡ください。 「マウスピースをつけたまま食べられるものはありますか?」とよく聞かれる食べ物は、ガム・キャラメル・ラムネなどのような、虫歯になりにくいと言われるものや、マウスピースの変形に繋がりにくいお口の中で溶ける食べ物です。これらも、装着した状態で食べる事を絶対にお控え下さい。 2.マウスピースに着色する マウスピースをはめたまま食事や飲み物を飲むと、無色透明のマウスピースに色がついてしまい、口元がくすんで見えることも。マウスピースをはめたまま飲んで良いのは水やお砂糖の入っていない無色の炭酸水。 また以下の飲み物は着色だけでなく、虫歯、マウスピースの変形する可能性があるため、避けるか、マウスピースを外してから飲むようにしましょう。 お茶、コーヒー、ワインなど色の濃い飲み物 甘いジュース、スポーツドリンクなどお砂糖入りの飲み物 熱い飲み物 3.虫歯・歯周病のリスクが上がる せっかく時間とお金を費やして矯正を行っても、歯並びがきれいになった後、虫歯になってしまったら本末転倒ですよね。マウスピース矯正はワイヤー矯正と比べるとワイヤーなどの矯正器具がない分お口の中を清潔に保ちやすいです。ただ、マウスピースをはめたまま、お砂糖入りの飲み物を飲んでしまったり、歯を磨かずマウスピースを装着してしまうと虫歯や歯周病のリスクは格段に高くなってしまいます。 リスクを上げないために、食事の後には必ず歯磨きを行い、お口の中を清潔にした状態でマウスピースをはめましょう。ちょっとした間食であっても、歯磨きかうがいだけでもすることをおすすめします。どうしても食事後歯磨きやうがいができない場合は、一旦マウスピースをはめ、時間が取れるときにしっかり歯を磨きましょう。マウスピースも同様に丁寧に洗ってください。マウスピース矯正中の歯磨きの方法についてはこの記事を参考にしてみてくださいね! あわせて読みたい 東京医科歯科大学卒の歯科衛生士が教える!《マウスピース矯正中》の正しい歯磨き方法 歯に汚れが付いたままマウスピースを装着してしまうと、むし歯や歯周病になってしまうリスクが。この記事では、歯列矯正中の正しい歯磨きのやり方やマウスピースの洗い方、外食をして食事後すぐに歯が磨けないときの対処法もご紹介します […] 3ヶ月に1回のペースで歯医者さんで歯のクリーニングを受けることもお勧めします。 特に食事に注意が必要なタイミングとは? マウスピース矯正開始後(数日間) マウスピース矯正を始めてまもない頃は、歯の移動量が大きく痛みを感じやすい時期です。そのため固い食べ物は避けるようにしましょう。 マウスピースをはめても歯が引っ張られたり押されたりするような感覚・痛みがなければ、そのマウスピースにおける歯の移動が終わった証拠です。様子を見ながら普段通りの食事に戻して構いません。 マウスピース交換後(数日間) マウスピース矯正では、定期的にマウスピースを交換します。段階ごとに形の違うマウスピースをはめることで、少しずつ歯並びを良くしていきます。 マウスピースを交換したての頃は、歯を積極的に動かす時期です。痛みを感じやすい時期なので、固い食べ物は避けるようにしましょう。 マウスピース矯正中におすすめの食事例 主食:おかゆ、柔らかいパン、柔らかい麺類 柔らかいものであれば歯への負担が少なく、ほとんど噛む必要がありません。おかゆや麺類は、具材に柔らかく煮込んだ野菜を使っても良いでしょう。外食時であれば、リゾットやグラタンも柔らかいためおすすめです。 おかず:魚の煮物、ひき肉料理、卵料理、豆腐料理 お魚も柔らかく煮てあれば食べることができます。特に白身魚などは繊維がほぐれやすく食べやすいでしょう。またハンバーグなどのひき肉料理は、ステーキなどと違い噛みちぎる必要がないので食べやすいです。サラダは生野菜をそのまま食べるよりも、ポテトサラダの方が口当たりが良く歯に負担も少ないです。 デザート:ゼリー、ヨーグルト、バナナ りんごなど固いものは痛みにつながりますが、バナナなどの柔らかい果物やゼリー、ヨーグルトであればほとんど噛む必要がなく食べやすいでしょう。ただこれらには糖分が多く含まれているため、食べすぎには注意が必要です。 その他食事時の工夫 柔らかくなるまで煮る 一口サイズに切って食べる 少しずつ食べる 歯で噛みちぎったりしっかり噛んだりする必要があると、歯に強い力がかかり痛みを感じやすいです。小さく切ってから食べるなど、食べ物にかぶり付かず少しずつ食べるようにするとさまざまな食材を食べることができます。 矯正期間中はマウスピースの取り扱いや食事に気をつけていただく必要があることは、お分かりになられたでしょうか? Dpearlでは矯正中のサポートとして、LINEで相談することができます。ご不安なことや相談したいことがあればいつでもお気軽にご連絡くださいね。 矯正のゴールに向けて、マウスピース矯正がより快適な日々になることを、全力で応援させて頂きます♪ 前の記事 元の歯並びに逆戻り?歯科矯正後の”後戻り”を防ぐには 次の記事 それ、噛み合わせのせいかも?噛み合わせが悪くなる原因や、もたらす悪影響を解説!
《歯科衛生士が教える》マウスピースをつけたまま食事はできるの?矯正中のおすすめごはん
歯列矯正の食事は歯に負担がかかるため、特に固い食べ物には注意をする必要があります。また、マウスピース矯正をしたまま食事をすると破損や変形、着色の原因に。この記事では矯正中に注意したい食べ物や飲み物、おすすめのごはんを中心にご紹介します!
目次
食事に制限が少ないマウスピース矯正ですが、こんな食べ物には注意!
マウスピース矯正では食事をするときに装置(マウスピース)を外すことができます。そのため食べ物により矯正装置が壊れたり食べ物が矯正装置に引っかかったりする心配がなく、他の矯正方法に比べて食事制限は少ないです。
マウスピースをはめたまま食事をするとどうなる?
マウスピースをはめたまま食事をするとどうなるのでしょう?
1.マウスピースが変形する
マウスピースをはめたまま食事をすると、マウスピースに亀裂が入ってしまったり、変形してしまうケースがあります。マウスピースが変形すると、歯に上手くはまらなくなります。合っていないマウスピースを無理にはめると、歯並びに影響が出ることも。場合によってはマウスピースの作り直しが必要になります。これらのようなリスクがあるため、食事のときは必ずマウスピースを外しましょう。もしマウスピースに異常が見られた場合はご連絡ください。
「マウスピースをつけたまま食べられるものはありますか?」とよく聞かれる食べ物は、ガム・キャラメル・ラムネなどのような、虫歯になりにくいと言われるものや、マウスピースの変形に繋がりにくいお口の中で溶ける食べ物です。これらも、装着した状態で食べる事を絶対にお控え下さい。
2.マウスピースに着色する
マウスピースをはめたまま食事や飲み物を飲むと、無色透明のマウスピースに色がついてしまい、口元がくすんで見えることも。マウスピースをはめたまま飲んで良いのは水やお砂糖の入っていない無色の炭酸水。
また以下の飲み物は着色だけでなく、虫歯、マウスピースの変形する可能性があるため、避けるか、マウスピースを外してから飲むようにしましょう。
3.虫歯・歯周病のリスクが上がる
せっかく時間とお金を費やして矯正を行っても、歯並びがきれいになった後、虫歯になってしまったら本末転倒ですよね。マウスピース矯正はワイヤー矯正と比べるとワイヤーなどの矯正器具がない分お口の中を清潔に保ちやすいです。ただ、マウスピースをはめたまま、お砂糖入りの飲み物を飲んでしまったり、歯を磨かずマウスピースを装着してしまうと虫歯や歯周病のリスクは格段に高くなってしまいます。
リスクを上げないために、食事の後には必ず歯磨きを行い、お口の中を清潔にした状態でマウスピースをはめましょう。ちょっとした間食であっても、歯磨きかうがいだけでもすることをおすすめします。どうしても食事後歯磨きやうがいができない場合は、一旦マウスピースをはめ、時間が取れるときにしっかり歯を磨きましょう。マウスピースも同様に丁寧に洗ってください。マウスピース矯正中の歯磨きの方法についてはこの記事を参考にしてみてくださいね!
3ヶ月に1回のペースで歯医者さんで歯のクリーニングを受けることもお勧めします。
特に食事に注意が必要なタイミングとは?
マウスピース矯正開始後(数日間)
マウスピース矯正を始めてまもない頃は、歯の移動量が大きく痛みを感じやすい時期です。そのため固い食べ物は避けるようにしましょう。
マウスピースをはめても歯が引っ張られたり押されたりするような感覚・痛みがなければ、そのマウスピースにおける歯の移動が終わった証拠です。様子を見ながら普段通りの食事に戻して構いません。
マウスピース交換後(数日間)
マウスピース矯正では、定期的にマウスピースを交換します。段階ごとに形の違うマウスピースをはめることで、少しずつ歯並びを良くしていきます。
マウスピースを交換したての頃は、歯を積極的に動かす時期です。痛みを感じやすい時期なので、固い食べ物は避けるようにしましょう。
マウスピース矯正中におすすめの食事例
主食:おかゆ、柔らかいパン、柔らかい麺類
柔らかいものであれば歯への負担が少なく、ほとんど噛む必要がありません。おかゆや麺類は、具材に柔らかく煮込んだ野菜を使っても良いでしょう。外食時であれば、リゾットやグラタンも柔らかいためおすすめです。
おかず:魚の煮物、ひき肉料理、卵料理、豆腐料理
お魚も柔らかく煮てあれば食べることができます。特に白身魚などは繊維がほぐれやすく食べやすいでしょう。またハンバーグなどのひき肉料理は、ステーキなどと違い噛みちぎる必要がないので食べやすいです。サラダは生野菜をそのまま食べるよりも、ポテトサラダの方が口当たりが良く歯に負担も少ないです。
デザート:ゼリー、ヨーグルト、バナナ
りんごなど固いものは痛みにつながりますが、バナナなどの柔らかい果物やゼリー、ヨーグルトであればほとんど噛む必要がなく食べやすいでしょう。ただこれらには糖分が多く含まれているため、食べすぎには注意が必要です。
その他食事時の工夫
歯で噛みちぎったりしっかり噛んだりする必要があると、歯に強い力がかかり痛みを感じやすいです。小さく切ってから食べるなど、食べ物にかぶり付かず少しずつ食べるようにするとさまざまな食材を食べることができます。
矯正期間中はマウスピースの取り扱いや食事に気をつけていただく必要があることは、お分かりになられたでしょうか?
Dpearlでは矯正中のサポートとして、LINEで相談することができます。ご不安なことや相談したいことがあればいつでもお気軽にご連絡くださいね。
矯正のゴールに向けて、マウスピース矯正がより快適な日々になることを、全力で応援させて頂きます♪
元の歯並びに逆戻り?歯科矯正後の”後戻り”を防ぐには
それ、噛み合わせのせいかも?噛み合わせが悪くなる原因や、もたらす悪影響を解説!