TOP BLOG 歯周病でも矯正はできる?治療可能な範囲・リスク・予防方法を徹底解説 歯周病でも矯正はできる?治療可能な範囲・リスク・予防方法を徹底解説 歯周病があっても矯正は可能です。ただし骨吸収レベルや歯周組織の状態、動揺度などによって治療の進め方は大きく変わります。特に、歯周病を放置したまま矯正を始めると歯肉退縮や動揺など大きなリスクがあります。本記事では、矯正前に知るべき判断基準、装置別の歯周病リスク、再生治療を併用する方法、予防ケア、保険適用のポイントまで詳しく解説。歯周病が心配で矯正を迷っている方に役立つ内容をまとめています。 目次 Toggle 歯周病でも矯正は可能?始める前に知っておきたい判断基準歯周病がある人が矯正を受ける際の注意点歯周病があっても矯正を行う方法外科的アプローチで支える歯ぐきの再生歯周病治療後に再発を防ぐためのケア法歯周病治療と矯正の保険適用について歯周病でも矯正はあきらめなくていい。歯科医と連携して安全に進めよう 歯周病でも矯正は可能?始める前に知っておきたい判断基準 歯周病があるからと言って、必ずしも矯正ができないわけではありません。ただし、歯周病の進行度によって矯正の方法や開始時期が大きく変わるため、まずは現在の歯ぐきの状態を正確に把握することが重要です。 ここでは、歯周病でも矯正できるケースと、治療を優先すべきケースをわかりやすく整理します。 軽度の歯周病なら矯正も可能!治療と並行できるケース 軽度の歯周病であれば、矯正治療と並行して進められる場合があります。 ☑️軽度歯周病で矯正できる目安 項目 状態の目安 歯周ポケット 3mm程度 出血 無し 骨吸収 軽度・ほぼ無し 痛み ほぼ無し このような状態なら、適切にケアしながら安全に矯正できます。 進行した歯周病は治療を終えてから矯正を開始しよう 中等度〜重度の歯周病では、まず歯周病の治療が最優先です。 歯周ポケットが4mm以上ある 歯がぐらつく 目立った骨吸収レベルの低下 明らかなアタッチメントロス プロービング時の出血が強い この状態で矯正を行うと、弱った歯周組織に力がかかり、歯肉退縮(歯ぐきが下がる)、動揺の悪化、最悪は歯が支えを失って抜けてしまうこともあります。 まずは、スケーリング・SRP → 歯周基本治療 → 再評価(歯周ポケット再測定)の流れで歯周病を安定させ、その後に矯正へ進むのが安全で確実です。 歯周病のまま矯正を始めるリスクとは? 歯周病が治っていない状態で矯正を行うと、以下のリスクがあります。 歯肉退縮(歯ぐきが下がる) 歯の動揺(ぐらつき)が悪化 動かした歯が支えを失い、脱落することも 炎症が広がりやすい 噛み合わせ(咬合)が不安定になる 矯正は歯に「力」をかけるため、弱った歯周組織には大きな負担となります。 そのため、歯周病と矯正治療の両方に精通した歯科医の判断が欠かせません。 歯周病がある人が矯正を受ける際の注意点 歯周病がある場合、矯正は特に慎重に進める必要があります。ここでは、矯正中の歯周病悪化を防ぐ方法や、装置によるリスクの違いを詳しく解説します。 矯正中の歯周病悪化を防ぐポイントと対処法 矯正中は装置に食べかすが溜まりやすく、炎症が起きやすい時期です。以下のポイントを守ることで悪化を防ぐことができます。 予防のポイント 毎日丁寧なブラッシング 歯間ブラシ・フロスの活用 月1〜2回のクリーニング 歯周病の再評価(歯周ポケット再測定) 異変があればすぐに歯科医に相談しましょう。 矯正装置別にみる歯周病リスク 装置によって歯周病リスクは異なります。 矯正方法 歯周病リスク 理由 ワイヤー矯正 高い 装置に汚れが残りやすい、清掃が難しい マウスピース矯正 低め 取り外して磨けるため清掃性が高い 歯周病が気になる方は、清掃しやすい マウスピース矯正の方が適している ことが多いです。 歯周病があっても矯正を行う方法 軽度の歯周病の場合は、適切な治療法を組み合わせることで矯正が可能になります。 ここでは、最新の歯周治療と矯正を併用する方法を紹介します。 歯周組織再生治療を併用した矯正とは 骨が減っている場合、再生療法を使って歯周組織を回復させながら矯正を進める方法があります。 再生材料(エムドゲインなど)を使用 骨や歯ぐきを再生し、歯の土台を強化 歯が安定し、矯正の成功率が高まる 中等度以上の歯周病でも、選択肢が広がる治療法です。 外科的アプローチで支える歯ぐきの再生 重度歯周病で歯肉が大きく下がっている場合、歯肉の移植やフラップ手術など外科的な治療で歯ぐきを整えるケースもあります。 見た目が改善 歯ぐきが強くなる 清掃性が高まり再発予防につながる 矯正と合わせることで、見た目・機能ともに改善が期待できます。 歯周病治療後に再発を防ぐためのケア法 歯周病は再発しやすいため、矯正後のメンテナンスも重要です。 ☑️再発予防のポイント フロス習慣を続ける 定期的なプロービングによるチェック 歯ぐきを強く刺激しすぎないブラッシング 食生活・喫煙習慣の見直し 継続が最大の予防になります。 歯周病治療と矯正の保険適用について 矯正は原則自費治療ですが、歯周病治療は健康保険が適用されます。ケースによっては矯正にも保険が使える可能性があります。 歯周病治療は保険適用、矯正は原則自費 保険が使えるもの ・歯周病治療(スケーリング・SRPなど) ・歯周外科治療 ・歯周再評価 基本的に保険が使えないもの ・ワイヤー矯正 ・マウスピース矯正 例外的に保険が使えるケース(外科矯正など) 下記のような「顎変形症」の診断がある場合は、 矯正も保険適用になることがあります。 顎のずれが大きい 噛み合わせの異常が重度 外科手術(顎切り)が必要 一般的な歯列矯正は保険適用外ですが、例外もあるため相談が重要です。 歯科矯正で保険が適用されるのはいつから?条件・手続き・費用負担まで完全ガイド 費用を抑えるためのポイント まず歯周病治療を保険で進める 矯正専門医院と一般歯科の併用 医療費控除を利用 治療計画を比較し、過剰治療を避ける 適切な計画を立てることで、費用を大きく抑えることができます。 歯周病でも矯正はあきらめなくていい。歯科医と連携して安全に進めよう 歯周病があっても、正しく治療・管理を行えば矯正は十分に可能です。 大切なのは、歯周病治療と矯正治療を「別のもの」と考えず、双方を理解した歯科医のもとで連携しながら進めることです。 無理のない計画で進めれば、健康で長持ちする歯並びを手に入れることができます。 前の記事 親知らず抜歯しないと矯正はできない?|抜歯が必要なケース・不要なケースを徹底解説 次の記事 インプラント矯正とは?通常の矯正治療との違いとメリット・デメリットを詳しく解説
歯周病でも矯正はできる?治療可能な範囲・リスク・予防方法を徹底解説
歯周病があっても矯正は可能です。ただし骨吸収レベルや歯周組織の状態、動揺度などによって治療の進め方は大きく変わります。特に、歯周病を放置したまま矯正を始めると歯肉退縮や動揺など大きなリスクがあります。本記事では、矯正前に知るべき判断基準、装置別の歯周病リスク、再生治療を併用する方法、予防ケア、保険適用のポイントまで詳しく解説。歯周病が心配で矯正を迷っている方に役立つ内容をまとめています。
目次
歯周病でも矯正は可能?始める前に知っておきたい判断基準
歯周病があるからと言って、必ずしも矯正ができないわけではありません。ただし、歯周病の進行度によって矯正の方法や開始時期が大きく変わるため、まずは現在の歯ぐきの状態を正確に把握することが重要です。
ここでは、歯周病でも矯正できるケースと、治療を優先すべきケースをわかりやすく整理します。
軽度の歯周病なら矯正も可能!治療と並行できるケース
軽度の歯周病であれば、矯正治療と並行して進められる場合があります。
☑️軽度歯周病で矯正できる目安
このような状態なら、適切にケアしながら安全に矯正できます。
進行した歯周病は治療を終えてから矯正を開始しよう
中等度〜重度の歯周病では、まず歯周病の治療が最優先です。
この状態で矯正を行うと、弱った歯周組織に力がかかり、歯肉退縮(歯ぐきが下がる)、動揺の悪化、最悪は歯が支えを失って抜けてしまうこともあります。
まずは、スケーリング・SRP → 歯周基本治療 → 再評価(歯周ポケット再測定)の流れで歯周病を安定させ、その後に矯正へ進むのが安全で確実です。
歯周病のまま矯正を始めるリスクとは?
歯周病が治っていない状態で矯正を行うと、以下のリスクがあります。
矯正は歯に「力」をかけるため、弱った歯周組織には大きな負担となります。
そのため、歯周病と矯正治療の両方に精通した歯科医の判断が欠かせません。
歯周病がある人が矯正を受ける際の注意点
歯周病がある場合、矯正は特に慎重に進める必要があります。ここでは、矯正中の歯周病悪化を防ぐ方法や、装置によるリスクの違いを詳しく解説します。
矯正中の歯周病悪化を防ぐポイントと対処法
矯正中は装置に食べかすが溜まりやすく、炎症が起きやすい時期です。以下のポイントを守ることで悪化を防ぐことができます。
予防のポイント
異変があればすぐに歯科医に相談しましょう。
矯正装置別にみる歯周病リスク
装置によって歯周病リスクは異なります。
歯周病が気になる方は、清掃しやすい マウスピース矯正の方が適している ことが多いです。
歯周病があっても矯正を行う方法
軽度の歯周病の場合は、適切な治療法を組み合わせることで矯正が可能になります。
ここでは、最新の歯周治療と矯正を併用する方法を紹介します。
歯周組織再生治療を併用した矯正とは
骨が減っている場合、再生療法を使って歯周組織を回復させながら矯正を進める方法があります。
中等度以上の歯周病でも、選択肢が広がる治療法です。
外科的アプローチで支える歯ぐきの再生
重度歯周病で歯肉が大きく下がっている場合、歯肉の移植やフラップ手術など外科的な治療で歯ぐきを整えるケースもあります。
矯正と合わせることで、見た目・機能ともに改善が期待できます。
歯周病治療後に再発を防ぐためのケア法
歯周病は再発しやすいため、矯正後のメンテナンスも重要です。
☑️再発予防のポイント
継続が最大の予防になります。
歯周病治療と矯正の保険適用について
矯正は原則自費治療ですが、歯周病治療は健康保険が適用されます。ケースによっては矯正にも保険が使える可能性があります。
歯周病治療は保険適用、矯正は原則自費
保険が使えるもの
・歯周病治療(スケーリング・SRPなど)
・歯周外科治療
・歯周再評価
基本的に保険が使えないもの
・ワイヤー矯正
・マウスピース矯正
例外的に保険が使えるケース(外科矯正など)
下記のような「顎変形症」の診断がある場合は、
矯正も保険適用になることがあります。
一般的な歯列矯正は保険適用外ですが、例外もあるため相談が重要です。
費用を抑えるためのポイント
適切な計画を立てることで、費用を大きく抑えることができます。
歯周病でも矯正はあきらめなくていい。歯科医と連携して安全に進めよう
歯周病があっても、正しく治療・管理を行えば矯正は十分に可能です。
大切なのは、歯周病治療と矯正治療を「別のもの」と考えず、双方を理解した歯科医のもとで連携しながら進めることです。
無理のない計画で進めれば、健康で長持ちする歯並びを手に入れることができます。
親知らず抜歯しないと矯正はできない?|抜歯が必要なケース・不要なケースを徹底解説
インプラント矯正とは?通常の矯正治療との違いとメリット・デメリットを詳しく解説