TOP BLOG 歯列矯正をすると痩せるって本当?その原因と具体的なメリットを解説 歯列矯正をすると痩せるって本当?その原因と具体的なメリットを解説 歯列矯正を検討中の方で、「歯列矯正で痩せる」という噂や体験談を聞いたことがある方もいるかもしれません。実際にネットでもそのような声を見かけることがありますよね。 歯のワイヤー痛いよね😩大人になってから始めた歯列矯正で7キロ痩せた — はばねろ (@Amongusukaka) August 30, 2023 矯正を始めて1年と8か月、近頃よく痩せたと言われる。矯正の先輩方が言ってた「頰コケ」ってヤツかしら。 確かに顔がシャープになったような、なってないような…自分ではよくわからん💦 やつれて見える頬コケを嫌がる方も多いけど、今のところ自分は歓迎かな…って、ただの老化だったりして。 — ひろし|アラフィフ男が歯列矯正するってよ (@braceman48) May 20, 2023 そもそも歯列矯正は、歯並びや噛み合わせを改善するための治療ですが、なぜ「痩せた」と感じる人がいるのでしょうか? この記事では、歯列矯正と体重変化の関係について、考えられる3つの理由を解説します。さらに、矯正による見た目の変化や得られるメリットについても詳しくご紹介します。 目次 Toggle 歯列矯正をすると痩せる可能性はあるのか矯正治療中は「間食が減る」「食べづらさ」が理由で痩せる場合も矯正後に痩せる場合もあるただし「痩せる」ことは矯正の本来の目的ではない歯並びが悪いと太りやすくなる可能性もある?よく噛めないことで食べ過ぎにつながりやすい歯並びが悪いことで起こりやすい6つのリスク虫歯や歯周病、口臭のリスク増滑舌・発音への影響口呼吸になりやすい睡眠時無呼吸症候群のリスク顔や全身の歪みを引き起こす可能性胃腸への負担や全身の不調歯並びを整えるメリットはダイエットだけじゃないまとめ 歯列矯正をすると痩せる可能性はあるのか 矯正治療中は「間食が減る」「食べづらさ」が理由で痩せる場合も 「矯正中に痩せた」という人がいるのは事実です。考えられる主な要因としては、以下のようなものがあります。 矯正器具の違和感や痛みワイヤー矯正では装置調整後に歯が動くことで数日間痛みを感じることがあります。食欲が落ち、食事量が自然と減るケースが多いです。マウスピース矯正の場合も、装着初期や交換直後に歯の動きを感じやすく、食べ物を噛みにくい期間が一時的にあることが理由です。 歯磨きの手間が増える装置がついていると、食後のケアを怠ると虫歯や歯周病のリスクが高まります。間食の度に丁寧に磨くのが面倒で、結果として不要な間食を控えるようになり、1日の総摂取カロリーが下がる、という流れです。マウスピース矯正は装置の着脱が可能ですが、やはり間食のたびに取り外し・歯磨き・再装着が必要になり、手間を避けるために間食が減ることはよくあります。 食べ物の種類を気にするようになるカレーや糖分の高い飲み物、粘着性のあるお餅やお菓子など、虫歯リスクや着色リスクの高い食べ物をなるべく控えるため、全体的に健康的な食事に変わる傾向があります。その結果、食生活全体が改善して体重が減る場合があります。 矯正後に痩せる場合もある 矯正治療が終わり、歯並びや噛み合わせが整ったことで、適切に咀嚼できるようになると、少ない量でも満腹感を得やすくなります。さらに、よく噛んで食べると胃腸の消化もスムーズになり、結果的に代謝が上がったり体調が良くなったりすることも。運動量が増えるなどの二次的な要素も重なり、体重が落ちやすくなるケースがあります。 ただし「痩せる」ことは矯正の本来の目的ではない 歯列矯正による“体重変化”は、あくまでも間接的な影響であり、必ず誰もが痩せるわけではありません。矯正治療そのものは歯並びと噛み合わせを改善するものであり、痩せることを第一目的とするのはおすすめできません。食べ方や生活習慣の見直し、適度な運動などの総合的な取り組みが大切です。 歯並びが悪いと太りやすくなる可能性もある? では反対に、歯並びが悪いことで太りやすくなる可能性はあるのでしょうか。 よく噛めないことで食べ過ぎにつながりやすい 歯並びが悪い人は、噛み合わせ自体も悪いことが多々あります。噛み合わせが悪いと、しっかり咀嚼(そしゃく)できず、食べ物を丸呑みに近い状態で飲み込みやすくなります。 早食いになりやすい十分に噛まずに飲み込むため、食事のペースが速くなることが多く、満腹中枢が刺激される前に大量に食べてしまうのです。 噛む回数が少なく、満足感が得にくい咀嚼回数が不足することで、脳が「お腹いっぱい」と認識しにくくなり、結果として食事量が増えてしまいます。 歯並びが悪いことで起こりやすい6つのリスク 歯並びの乱れは、体重増加だけが問題ではありません。以下のようなトラブルを招くリスクが高まります。 虫歯や歯周病、口臭のリスク増 歯並びが凸凹していると、歯ブラシが届きにくい部分が増え、プラーク(歯垢)が蓄積しやすくなります。適切に磨けないと虫歯や歯周病の原因菌が繁殖し、口臭の元となることも。見えにくい箇所が多いほど、歯の健康にマイナスです。 滑舌・発音への影響 噛み合わせが悪いと舌や唇の可動域に影響が出る場合があります。特定の音が発音しにくくなる、もごもごした話し方になりやすいなど、人前で話す機会が多い仕事の方には大きなストレスとなる可能性があります。 口呼吸になりやすい 歯並びの悪さは唇を閉じにくい原因にもなります。結果として無意識に口呼吸をするようになると、口の中が乾燥して虫歯や歯周病、口臭リスクがさらに高まります。加えて、鼻でフィルターされない空気を直接吸い込むので風邪や感染症にもかかりやすくなるといわれています。 睡眠時無呼吸症候群のリスク 下あごが小さい(後退している)場合や歯並びが叢生(ガタガタ)で舌が喉のほうに落ち込みやすい形状だと、気道が狭くなって睡眠時無呼吸症候群を発症しやすくなることもあります。食べ過ぎによる肥満が重なると首まわりに脂肪がつき、さらに気道を圧迫してしまうことも懸念されます。 顔や全身の歪みを引き起こす可能性 噛み合わせがズレることで片側だけに過度な負担をかけると、顎関節や顔周りの筋肉バランスが乱れ、左右非対称が生じやすくなります。顔だけでなく、首・肩・背骨と連動して歪みを引き起こし、肩こり・頭痛・腰痛に悩まされる方も少なくありません。 胃腸への負担や全身の不調 よく噛めないまま飲み込む食事が習慣化すると、胃腸に大きな負担がかかります。消化不良に繋がり、慢性的な胃痛や便秘・下痢に悩まされることも。また、顎関節症を引き起こすと口の開閉がしづらくなり、咀嚼しづらいことで食事が億劫になり栄養バランスが崩れてしまう場合もあります。 歯並びを整えるメリットはダイエットだけじゃない ここまで述べてきたように、歯並びの悪さには想像以上に多くのデメリットが存在します。歯列矯正をすることで得られるメリットは「体重コントロールがしやすくなる」だけではありません。 口元の見た目が整う出っ歯や口ゴボなどが改善されると、横顔やフェイスラインがすっきりして印象が変わることがよくあります。 虫歯・歯周病リスクの軽減歯並びが揃うことでブラッシングしやすくなり、プラーク除去率が上がってむし歯や歯周病の予防効果が高まります。 体全体のバランスが整う噛み合わせ改善により、肩こり・首こりなどが緩和されることも少なくありません。姿勢が良くなり、活動量が増えることでさらに健康的な生活を送りやすくなります。 胃腸への負担が減るしっかり咀嚼できるようになれば、食べ物が細かくすり潰され、胃腸への負担が軽減します。消化吸収がスムーズになり、体調の安定や疲れにくい身体づくりに貢献します。 自己肯定感・モチベーションのアップ歯並びのコンプレックスが解消されると、人前で思い切り笑顔になれるようになり、コミュニケーションや仕事の場面でも自信を持ちやすくなります。その結果、行動的になり、よりアクティブな生活を送れるようになる方も多いです。 まとめ 歯並びの悪さは、「よく噛めないことによる早食い」「食事量の増加」「満腹中枢への刺激不足」などから、太りやすい生活習慣を招きやすくなる可能性があります。とはいえ、歯列矯正は本来ダイエットを目的としたものではなく、歯並びや噛み合わせを改善し、お口や全身の健康をサポートする治療です。 歯並びが悪いまま放置すると虫歯や歯周病のリスク増、口臭、睡眠時無呼吸症候群、肩こり・頭痛など全身の不調 を招きやすくなります。 矯正治療で歯並びが整うとよく噛んで食べられるようになり、満腹中枯を刺激しやすくなる などにより、結果的に痩せる・体重コントロールしやすくなる場合があります。 しかし「歯列矯正=必ず痩せる」というわけではありませんし、治療の痛みや違和感のせいで食事が取りづらくなることで体重が減るのは、好ましいダイエット方法ではありません。どちらかというと副次的な結果と考えましょう。 大切なのは、正しく矯正治療を受けて歯並びと噛み合わせを改善し、歯や全身の健康を保ちつつ、自分に合った生活習慣・食習慣を身につけることです。歯並びにコンプレックスがあったり、口元の不具合が気になったりする場合は、歯科医院や矯正歯科で気軽に相談してみてください。最適な治療法やスケジュール、費用などを提案してもらい、自分が納得できる形でスタートするのがおすすめです。 歯並びを整えることで、見た目が良くなるだけでなく、食事や姿勢、体全体のバランスを向上させるチャンスにもなります。将来の歯や身体の健康を考え、もし気になることがあれば、まずは専門家に相談してみましょう。 前の記事 歯並びの悪さが引き起こす虫歯のリスクと対策 次の記事 歯並びが悪くても美人?その理由とお悩み解決の方法を徹底解説
歯列矯正をすると痩せるって本当?その原因と具体的なメリットを解説
歯列矯正を検討中の方で、「歯列矯正で痩せる」という噂や体験談を聞いたことがある方もいるかもしれません。実際にネットでもそのような声を見かけることがありますよね。
そもそも歯列矯正は、歯並びや噛み合わせを改善するための治療ですが、なぜ「痩せた」と感じる人がいるのでしょうか?
この記事では、歯列矯正と体重変化の関係について、考えられる3つの理由を解説します。さらに、矯正による見た目の変化や得られるメリットについても詳しくご紹介します。
目次
歯列矯正をすると痩せる可能性はあるのか
矯正治療中は「間食が減る」「食べづらさ」が理由で痩せる場合も
「矯正中に痩せた」という人がいるのは事実です。考えられる主な要因としては、以下のようなものがあります。
矯正器具の違和感や痛み
ワイヤー矯正では装置調整後に歯が動くことで数日間痛みを感じることがあります。食欲が落ち、食事量が自然と減るケースが多いです。マウスピース矯正の場合も、装着初期や交換直後に歯の動きを感じやすく、食べ物を噛みにくい期間が一時的にあることが理由です。
歯磨きの手間が増える
装置がついていると、食後のケアを怠ると虫歯や歯周病のリスクが高まります。間食の度に丁寧に磨くのが面倒で、結果として不要な間食を控えるようになり、1日の総摂取カロリーが下がる、という流れです。マウスピース矯正は装置の着脱が可能ですが、やはり間食のたびに取り外し・歯磨き・再装着が必要になり、手間を避けるために間食が減ることはよくあります。
食べ物の種類を気にするようになる
カレーや糖分の高い飲み物、粘着性のあるお餅やお菓子など、虫歯リスクや着色リスクの高い食べ物をなるべく控えるため、全体的に健康的な食事に変わる傾向があります。その結果、食生活全体が改善して体重が減る場合があります。
矯正後に痩せる場合もある
矯正治療が終わり、歯並びや噛み合わせが整ったことで、適切に咀嚼できるようになると、少ない量でも満腹感を得やすくなります。
さらに、よく噛んで食べると胃腸の消化もスムーズになり、結果的に代謝が上がったり体調が良くなったりすることも。運動量が増えるなどの二次的な要素も重なり、体重が落ちやすくなるケースがあります。
ただし「痩せる」ことは矯正の本来の目的ではない
歯列矯正による“体重変化”は、あくまでも間接的な影響であり、必ず誰もが痩せるわけではありません。
矯正治療そのものは歯並びと噛み合わせを改善するものであり、痩せることを第一目的とするのはおすすめできません。食べ方や生活習慣の見直し、適度な運動などの総合的な取り組みが大切です。
歯並びが悪いと太りやすくなる可能性もある?
では反対に、歯並びが悪いことで太りやすくなる可能性はあるのでしょうか。
よく噛めないことで食べ過ぎにつながりやすい
歯並びが悪い人は、噛み合わせ自体も悪いことが多々あります。噛み合わせが悪いと、しっかり咀嚼(そしゃく)できず、食べ物を丸呑みに近い状態で飲み込みやすくなります。
十分に噛まずに飲み込むため、食事のペースが速くなることが多く、満腹中枢が刺激される前に大量に食べてしまうのです。
咀嚼回数が不足することで、脳が「お腹いっぱい」と認識しにくくなり、結果として食事量が増えてしまいます。
歯並びが悪いことで起こりやすい6つのリスク
歯並びの乱れは、体重増加だけが問題ではありません。以下のようなトラブルを招くリスクが高まります。
虫歯や歯周病、口臭のリスク増
歯並びが凸凹していると、歯ブラシが届きにくい部分が増え、プラーク(歯垢)が蓄積しやすくなります。
適切に磨けないと虫歯や歯周病の原因菌が繁殖し、口臭の元となることも。見えにくい箇所が多いほど、歯の健康にマイナスです。
滑舌・発音への影響
噛み合わせが悪いと舌や唇の可動域に影響が出る場合があります。特定の音が発音しにくくなる、もごもごした話し方になりやすいなど、人前で話す機会が多い仕事の方には大きなストレスとなる可能性があります。
口呼吸になりやすい
歯並びの悪さは唇を閉じにくい原因にもなります。結果として無意識に口呼吸をするようになると、口の中が乾燥して虫歯や歯周病、口臭リスクがさらに高まります。加えて、鼻でフィルターされない空気を直接吸い込むので風邪や感染症にもかかりやすくなるといわれています。
睡眠時無呼吸症候群のリスク
下あごが小さい(後退している)場合や歯並びが叢生(ガタガタ)で舌が喉のほうに落ち込みやすい形状だと、気道が狭くなって睡眠時無呼吸症候群を発症しやすくなることもあります。
食べ過ぎによる肥満が重なると首まわりに脂肪がつき、さらに気道を圧迫してしまうことも懸念されます。
顔や全身の歪みを引き起こす可能性
噛み合わせがズレることで片側だけに過度な負担をかけると、顎関節や顔周りの筋肉バランスが乱れ、左右非対称が生じやすくなります。
顔だけでなく、首・肩・背骨と連動して歪みを引き起こし、肩こり・頭痛・腰痛に悩まされる方も少なくありません。
胃腸への負担や全身の不調
よく噛めないまま飲み込む食事が習慣化すると、胃腸に大きな負担がかかります。消化不良に繋がり、慢性的な胃痛や便秘・下痢に悩まされることも。
また、顎関節症を引き起こすと口の開閉がしづらくなり、咀嚼しづらいことで食事が億劫になり栄養バランスが崩れてしまう場合もあります。
歯並びを整えるメリットはダイエットだけじゃない
ここまで述べてきたように、歯並びの悪さには想像以上に多くのデメリットが存在します。歯列矯正をすることで得られるメリットは「体重コントロールがしやすくなる」だけではありません。
口元の見た目が整う
出っ歯や口ゴボなどが改善されると、横顔やフェイスラインがすっきりして印象が変わることがよくあります。
虫歯・歯周病リスクの軽減
歯並びが揃うことでブラッシングしやすくなり、プラーク除去率が上がってむし歯や歯周病の予防効果が高まります。
体全体のバランスが整う
噛み合わせ改善により、肩こり・首こりなどが緩和されることも少なくありません。姿勢が良くなり、活動量が増えることでさらに健康的な生活を送りやすくなります。
胃腸への負担が減る
しっかり咀嚼できるようになれば、食べ物が細かくすり潰され、胃腸への負担が軽減します。消化吸収がスムーズになり、体調の安定や疲れにくい身体づくりに貢献します。
自己肯定感・モチベーションのアップ
歯並びのコンプレックスが解消されると、人前で思い切り笑顔になれるようになり、コミュニケーションや仕事の場面でも自信を持ちやすくなります。その結果、行動的になり、よりアクティブな生活を送れるようになる方も多いです。
まとめ
歯並びの悪さは、「よく噛めないことによる早食い」「食事量の増加」「満腹中枢への刺激不足」などから、太りやすい生活習慣を招きやすくなる可能性があります。とはいえ、歯列矯正は本来ダイエットを目的としたものではなく、歯並びや噛み合わせを改善し、お口や全身の健康をサポートする治療です。
虫歯や歯周病のリスク増、口臭、睡眠時無呼吸症候群、肩こり・頭痛など全身の不調 を招きやすくなります。
よく噛んで食べられるようになり、満腹中枯を刺激しやすくなる などにより、結果的に痩せる・体重コントロールしやすくなる場合があります。
しかし「歯列矯正=必ず痩せる」というわけではありませんし、治療の痛みや違和感のせいで食事が取りづらくなることで体重が減るのは、好ましいダイエット方法ではありません。どちらかというと副次的な結果と考えましょう。
大切なのは、正しく矯正治療を受けて歯並びと噛み合わせを改善し、歯や全身の健康を保ちつつ、自分に合った生活習慣・食習慣を身につけることです。歯並びにコンプレックスがあったり、口元の不具合が気になったりする場合は、歯科医院や矯正歯科で気軽に相談してみてください。最適な治療法やスケジュール、費用などを提案してもらい、自分が納得できる形でスタートするのがおすすめです。
歯並びを整えることで、見た目が良くなるだけでなく、食事や姿勢、体全体のバランスを向上させるチャンスにもなります。将来の歯や身体の健康を考え、もし気になることがあれば、まずは専門家に相談してみましょう。
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