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  • 噛み合わせが悪いとどうなる?知っておきたい正しい噛み合わせチェック

    私達の食生活において、「歯」は大きな役割を担っています。普段意識していないかもしれませんが、噛み合わせは健康の維持にとって非常に重要な要素です。たとえば、顎関節症や頭痛、肩こり、姿勢の乱れといったトラブルの背景には、不適切な噛み合わせ(咬合不良)が隠れているケースも珍しくありません。
    本記事では噛み合わせをテーマに、噛み合わせの概念や乱れる原因、セルフチェックの方法、そして専門的な治療や日常生活で気をつけるポイントなどを解説していきます。

    噛み合わせが健康に与える影響

    咀嚼(そしゃく)機能

    噛み合わせは、まず何よりも 咀嚼(食べ物を噛む行為) に直結します。適切に上下の歯が噛み合わさることで、効率よく食材を細かくでき、胃腸への負担が軽減されます。噛み合わせが悪い場合、一部分の歯にばかり力がかかり、歯や顎関節を傷める原因にもなりかねません。

    顎関節症や頭痛、肩こり

    噛み合わせが乱れていると、顎の関節に余分な負担がかかり続け、顎関節症を発症する可能性が高まります。具体的には、

    • 顎を開けるときに音がする、痛みが走る
    • 口が大きく開けづらい
    • 顎周りに強い違和感がある
      こうした症状が進行すると、頭痛や首・肩のコリ、さらには全身のバランスの乱れへとつながるケースも少なくありません。

    歯のダメージ

    不適切な噛み合わせでは、一部の歯に過剰な力がかかりやすくなります。その結果、歯の磨耗(まもう) が早まったり、場合によっては歯が欠けたりヒビが入るリスクが高まるのです。無自覚な歯ぎしりや食いしばりがある方は特に要注意と言えます。

    消化不良

    噛み合わせが悪く十分に食材を噛み砕けないと、胃腸での消化を補うために余計なエネルギーが必要になります。結果として消化不良や胃の不快感につながることがあり、体全体のコンディションを左右します。

    姿勢バランスの崩れ

    一見関係なさそうな姿勢の乱れも、噛み合わせと無縁ではありません。顎の位置がズレると頭部の重心が微妙にずれ、首や肩、背中の筋肉に影響を及ぼします。長期的には猫背や腰痛、肩こりの悪化にもつながるため、早期に対策を講じることが大切です。

    正しい噛み合わせの定義とは

    上下の歯のバランス

    「正しい噛み合わせ」とは、単に“歯並びがキレイ”というだけではなく、上下の歯が機能的に調和している状態を指します。奥歯・前歯ともに、必要以上に力が偏ることなく、それぞれの役割を果たせるかが重要です。

    Angle(アングル)の分類

    歯科矯正分野では、奥歯の第一大臼歯の位置関係を基準にしたAngleの分類がよく用いられます。

    • クラスⅠ:正常な位置関係
    • クラスⅡ:上の奥歯が前方にある(出っ歯気味)
    • クラスⅢ:下の奥歯が前方にある(受け口気味)
      この分類はあくまで一つの目安であり、実際には前歯のかみ合い方や顎の関節状態なども加味して総合的に判断します。

    前歯と奥歯の役割の違い

    • 前歯:食べ物を噛み切る、発音の補助
    • 奥歯:食べ物をすりつぶす
      これらの歯が、噛み合わせの不調なく同時に機能していることが“正しい噛み合わせ”と言えるでしょう。

    顎の関節との連動性

    噛み合わせは歯だけで完結するものではなく、顎の関節(顎関節)や周辺の筋肉との連動で成り立っています。たとえ歯並びが良く見えても、顎関節に無理がかかっているケースもあるため注意が必要です。歯科医や矯正医は、視診や触診、レントゲン撮影などで顎関節の状態も含めて総合判断します。

    噛み合わせが乱れる主な原因

    遺伝的要素

    顎の骨格や歯の大きさ、歯の生えるスペースなどは、両親や祖父母から受け継ぐことがあります。生まれつき顎が小さい、あるいは歯が大きい場合に歯列が乱れやすいといったケースです。

    生活習慣や悪習癖

    • 指しゃぶり:幼少期に長く続けると、前歯が出っ歯になりやすい
    • 舌癖:舌を押し出すような飲み込み方をする
    • 片側咀嚼:いつも片側だけで食べ物を噛む
    • 口呼吸:口が常に開いている状態

    これらの癖が長期にわたると、歯列や顎の発育が影響を受けて噛み合わせが乱れるリスクが高まります。

    歯の欠損や放置された虫歯

    歯が抜けたまま放置されていると、その隣の歯や噛み合う歯が動いてしまい、咬合のバランスが崩れることがあります。また、噛み合わせを担う奥歯を虫歯で失うと、前歯に過大な負担がかかり、結果的にトラブルに発展しやすくなります。

    不適切な詰め物・被せ物

    歯科治療後の詰め物や被せ物の高さが合わないと、周囲の歯や顎に余計なストレスがかかり、噛み合わせが乱れます。治療後に少しでも違和感を覚えたら、遠慮せず歯科医師に相談しましょう。

    ストレス・歯ぎしり・食いしばり

    過度なストレスがかかると、無意識のうちに歯を食いしばるケースが増えます。就寝時の歯ぎしりも含めて、長期間にわたり強い咬合力が加わると、顎や歯に不調をもたらす可能性が高いです。

    自分でできる正しい噛み合わせチェック

    ここでは、自宅やオフィスでも簡単に行える「正しい噛み合わせチェック」の方法を紹介します。あくまで目安となるセルフチェックですが、異常を早期に発見するきっかけになるかもしれません。

    噛んだときの感覚を確かめる

    • 軽く上下の歯を合わせる
      力を入れず自然に噛み合わせてみて、どこか特定の歯だけ強く当たっていないか、違和感がないかを感じ取ります。

    鏡を使った視覚的チェック

    • 正面から見て前歯の中心線を確認
      正面から鏡を見たときに、上下の前歯の中心がズレていないかチェックします。
    • 口を開閉したときの顎の動き
      ゆっくり大きく開閉した際に、顎が左右どちらかに偏って動いていないか、引っかかりがないか、音がしないかを観察します。

    食事中の感覚

    • 片側だけで噛んでいないか
      無意識にどちらか片側だけで噛んでいる場合、バランスが崩れているサインかもしれません。
    • 噛みにくい食材があるか
      柔らかいものは問題なくても、硬い食材が噛みにくい場合、特定の歯が正常に機能していない可能性があります。

    起床時の顎の疲労感

    • 歯ぎしりや食いしばりの兆候
      朝起きたときに顎がだるい、筋肉痛のような疲労感がある方は、睡眠中に歯ぎしりや食いしばりをしているかもしれません。
    • 歯の表面のすり減りチェック
      舌先や指で歯の表面を触ってみて、極端にすり減っていないか確認しましょう。

    セルフチェックはあくまで目安
    噛み合わせは個々人の骨格や歯の形態、顎関節の状態など、多くの要素が絡み合います。軽微なズレは素人目では判断がつかないこともあるため、少しでも異常を感じたら専門家に相談するのがベストです。

    噛み合わせ治療の具体例

    専門家が噛み合わせを診断し、問題があると判断された場合、さまざまな治療方法が考えられます。症状の程度や原因、患者さんの希望によって選択肢は変わります。

    矯正治療

    • ワイヤー矯正
      ブラケットとワイヤーを使って歯を少しずつ動かし、理想的な歯列・咬合を目指す方法です。
    • マウスピース矯正
      透明なマウスピースを装着して歯を動かす方法で、見た目が気になりにくいのが特徴です。

    被せ物・詰め物の調整

    すでに治療済みの歯に入っている詰め物・被せ物の高さが合っていない場合、それを修正するだけで不快感が消えたり、顎の負担が軽減するケースがあります。必要であれば新たに精密な型取りを行い、正確に噛み合わせを合わせます。

    スプリント(マウスピース)治療

    就寝時にマウスピースを装着し、噛み合わせのバランスを整えるとともに歯ぎしりや食いしばりから歯を守る方法です。顎関節症や顎周りの筋肉の疲労が強い方に適用されることが多いです。

    外科的治療

    重度の顎変形症など、骨格レベルで噛み合わせが乱れている場合には、外科手術が必要になることがあります。たとえば上下顎の位置関係を大きく改善するための外科的矯正などが該当します。

    日常生活で気をつけたいポイント

    噛み合わせを改善するためには、歯科医院での治療だけでなく、普段の生活習慣の見直しも不可欠です。

    1. 両側咀嚼を心がける
      片側だけで噛む習慣があると、噛み合わせだけでなく顎関節や頬の筋肉に偏りが生じます。意識して左右均等に噛むと良いでしょう。

    2. 姿勢の管理
      スマートフォンやパソコンを長時間使うときは、なるべく背筋を伸ばし、顔を下に向けすぎないように意識します。頭の位置が前方に偏ると、顎の位置にも影響を与えます。

    3. ストレスケア
      ストレスが溜まると、歯ぎしりや食いしばりをする頻度が増えがちです。適度な運動や趣味の時間、リラクゼーションなどを取り入れ、ストレスをコントロールしましょう。

    4. 定期的な検診
      噛み合わせを含めた歯科の問題は早期発見・早期治療が基本です。最低でも年に1回は歯科検診を受け、虫歯や歯周病のチェックもあわせて行うと安心です。

    5. マウスピースの活用
      歯ぎしりや食いしばりを指摘された方は、歯科医師に相談し、就寝時に専用のマウスピースを装着するのも一つの手です。

    まとめ

    噛み合わせは、歯だけでなく顎関節や全身の姿勢、さらに消化機能や筋肉の疲労などにも深く関わる要素です。噛み合わせが崩れると、気づかないうちに身体の他の部分へも影響を及ぼします。逆に、正しい噛み合わせを維持できれば、日常生活のクオリティがアップし、長期的に見ても良い結果をもらたすでしょう。

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