TOP BLOG 歯列矯正後の後戻りの原因と防止する方法を解説【歯科医師監修】 歯列矯正後の後戻りの原因と防止する方法を解説【歯科医師監修】 乱れた歯列や噛み合わせは、見た目だけでなく全身へも悪影響を及ぼしてしまいます。 そのため、歯列を改善させ、健康的な口腔内ときれいな見た目を手に入れたいと考えている方も多いでしょう。 しかし、歯列矯正は治療後のメンテナンスを怠ってしまうと、再び歯列が乱れてしまう可能性があります。 せっかく整えたのに無駄となってしまうこともあるでしょう。 そこで今回は、歯列矯正後の後戻りの原因を歯科医師監修のもと詳しく解説します。 後戻りを予防する方法も合わせて解説するので、歯列矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてください。 その他デメリットの紹介、対処法についてはこちらの記事をご覧ください。 あわせて読みたい 歯列矯正で後悔しないために!失敗を防ぐポイントと矯正前に知るべきこと 「歯並びを治したいけど、矯正して後悔したらどうしよう…」そんな不安を抱える方は少なくありません。実際、矯正治療は時間も費用もかかる大きな決断です。しかし、事前に正しい知識を持ち準備することで、「こんなはずじゃなかった」と […] 後戻りとは 歯列矯正では、動かした歯が元の位置に戻ろうと再び歯列が乱れてしまう「後戻り」という現象が起こります。 動かした直後は歯が骨の中で安定しておらず、矯正治療を行う前よりも不安定な状態です。 固定せずにそのまま過ごしてしまうと、食事や顎の動きなどで歯が傾いてしまい、後戻りしてしまうのです。 基本的にはどのような矯正方法(ワイヤー矯正・マウスピース矯正など)で治療した場合でも、後戻りする可能性があります。 さらに抜歯などを行い歯を大きく動かしたケースほど不安定になりやすいので、後戻りのリスクが高くなります。 歯列矯正後の後戻りの原因 決して安くない費用と、決して短くはない時間をかけて歯列矯正をしたのに、その結果が長く続かないようでは困ります。 歯列矯正の後戻りの原因は症例や環境によって異なりますが、代表的な原因として以下の3つが挙げられます。 ・治療が不十分、不適切 ・歯列に悪影響な癖 ・保定期間が不十分 では、それぞれ詳しく解説します。 治療が不十分、不適切 骨格に異常がある症例で外科手術が必要なケースであるにも関わらず、歯列矯正だけで無理に完結させてしまうと後戻りの可能性が高くなってしまいます。 抜歯が適切である症例に非抜歯で矯正を進めたり、不適切な矯正器具で治療を開始したりすることも、後戻りの原因です。 また、しっかり噛み合っていなかったり、歯が倒れたままの状態で矯正治療が終了してしまうことも、後戻りの原因となるでしょう。 歯列矯正は、高度な技術と知識が必要な歯科治療です。十分な実績と経験があり、信頼できる医師へ任せるようにしましょう。 歯列に悪影響な癖 歯列が乱れる原因のひとつに、日ごろの悪習慣や癖が挙げられます。 歯列がきれいに整ったあとも、悪習慣や癖が改善されていなければ再び歯列が乱れてしまう可能性があるでしょう。 歯列に悪影響な癖には、以下のようなものが挙げられます。 ・口呼吸 ・舌癖 ・頬杖 ・うつ伏せ、横向き寝 鼻炎やアレルギーで慢性的に鼻詰まりを起こして口呼吸になっている方は、まずは耳鼻科などを受診しましょう。 口呼吸は、歯並びだけでなく舌癖にも影響を及ぼしてしまいます。 また、頬杖やうつ伏せ・横向き寝は、どちらか一方の顎や歯列に圧力がかかり続けてしまいます。 歯列を乱す原因となるため、日ごろから意識して改善するように心掛けましょう。 保定期間が不十分 一般的に、歯列矯正にかかった期間と同じくらいの期間は歯が動くと言われています。 そのため、リテーナーと呼ばれる保定装置を矯正治療が終わったあともしっかりと装着して、後戻りを防ぐ必要があります。 矯正器具が外れた開放感から、保定装置の装着をサボってしまうケースが多いですが、最後まで気を抜かないように取り組むことが大切です。 マウスピース矯正であれば、治療期間と同じような感覚で保定期間へ移行できるため、抵抗なく装着できるでしょう。 リテーナーとは リテーナーとは、歯列矯正が終わったあと保定のために使用する専用器具のことです。 大きく分けて「固定式」と「可動式」に分けられ、それぞれの症例に適切なものを使用します。 リテーナーは正しく装着しないと効果を発揮しません。それだけでなく、虫歯や歯周病の原因になることもあるので、医師の指示を守りながらきちんと使用するよう心掛けましょう。 リテーナーの詳細はこちらの記事をご覧ください。 あわせて読みたい リテーナーの役割、種類、いつまで使うかを解説【歯科医院監修】使わないとどうなるかリスクも解説 リテーナーって何? いつまで使う必要があるの? 使い忘れるとどうなるの? こんな疑問をお持ちではありませんか? 矯正によってきれいな歯並びになり、理想的なかみ合わせを手に入れたら、その後一定期間歯を動かさな […] 歯列矯正後の後戻りを防止する方法 歯列矯正の後戻りを防止するためには、適切な治療を受けられる医院を選ぶことも大切ですが、保定期間中の過ごし方が重要です。 後戻りを防ぐためには、以下のポイントを意識してみましょう。 ・自分の症状にあった治療を受ける ・癖の改善 ・リテーナーを十分な期間装着する では、それぞれ詳しく見ていきましょう。 自分の症状にあった治療を受ける 後戻りの原因のひとつである、不十分・不適切な治療を受けないことも、後戻りを防止する重要なポイントです。 不適切な治療方法は後戻りだけでなく、矯正治療自体も失敗してしまう可能性があります。 このようなケースは、医師の未熟さが原因であることがほとんどのため、矯正治療を受ける医院選びも慎重になる必要があるでしょう。 無理やり希望する方法で治療を受けても、失敗したり後戻りしたりしてしまうと、費用や時間を無駄にしてしまいます。 治療を受ける前に医師とよく相談し、最適な方法を選択するようにしましょう。 ひとつの診断だけでは不安な場合、セカンドオピニオンを利用する方法もあります。 カウンセリングの際に、セカンドオピニオンであることを伝えておくとスムーズに進むでしょう。 癖の改善 歯列矯正が終わるまでに、舌で歯を押す癖や頬杖、口呼吸、うつ伏せ寝などの悪習慣も改善させることも、後戻りの防止に繋がります。 舌癖は歯科医院で専門のトレーニングを受けられるので、早めに相談しておくと安心でしょう。 頬杖は日ごろから意識して避けるようにし、うつ伏せ寝などは寝具や枕を変えてみると改善に繋がるかもしれません。 また、舌癖や歯並びの悪化に繋がる習慣を改善させると、後戻り防止だけでなく顔の歪みが改善されることもあります。 口周りの筋肉は頭や首まで繋がっているため、慢性的な肩こりや頭痛が解消されるケースもあるでしょう。 リテーナーを十分な期間装着する 歯列矯正後の後戻りを防止するためには、しっかりとリテーナーを装着することが大切です。 リテーナーの装着時間が短いと、食事や顎の動きなどの影響を受けて歯が元の位置に戻ってしまいます。 リテーナーの装着期間が不十分なことが原因で後戻りし、「歯列矯正に失敗した」と感じる方も少なくありません。 そうならないためにも、医師に指示された期間・時間をしっかり守り、正しく装着するよう心がけましょう。 また、リテーナーは医師から指示された装着期間が過ぎた後も、就寝時の装着を続けることできれいな歯列を長く保てます。 せっかく整えた歯列のためにも、できるだけリテーナーは装着するようにしましょう。 歯列矯正後の後戻りがおきてしまったら 歯列矯正後に後戻りが起きてしまったら、「また高額な費用がかかってしまう……」「もう長期間治療は受けたくない……」など、マイナスなイメージをされる方が多いでしょう。 しかし、後戻りに気づいた時点で早めに再治療を受けると、費用や期間を抑えて治療を受けられることがあります。 そのまま放っておいても歯列が良くなることはないので、早めに再治療の決断をするようにしましょう。 後戻りした歯列の状態が比較的軽度であれば、数カ月ほどの再治療で再びきれいな歯列に戻るケースが多いです。 安いマウスピース矯正サービスや部分矯正が適用されれば、費用も抑えられるでしょう。 近ごろは、後戻りの再治療に対応しているマウスピース矯正サービスが増えてきているので、気になる方は近くの歯科医院やオンライン相談などを活用してカウンセリングを受けてみましょう。 後戻りを予防してきれいな歯並びを維持しよう 歯列矯正の後戻りについて解説しました。 歯列矯正では、歯並びが整ったあとも数カ月~数年は保定装置を装着する必要があります。 歯列矯正の後戻りや装置の管理が心配な方は、マウスピース矯正の「DPEARL」がおすすめです。 DPEARLで使用する矯正器具は、透明なマウスピースのためリテーナーの取り扱いと似ており、保定期間でも抵抗なく装着を続けられるメリットがあります。 また、DPEARLでは後戻りが起こらないよう一人ひとりの症例に合った治療計画を作成しています。 歯列矯正をはじめる前の相談は無料で、矯正治療中も独自のアプリを活用してモチベーション維持やご質問・お困りごとに対応しています。 女性に嬉しいスタイリッシュなパッケージなどビジュアルにもこだわっており、生活に馴染みやすいでしょう。 マウスピース矯正、歯列矯正を検討している方は、適正価格ではじめられるDPEARLへ、お気軽にお問い合わせください。 前の記事 歯列矯正で「ブサイクになった?」と感じる理由と対処法 次の記事 リテーナーの役割、種類、いつまで使うかを解説【歯科医院監修】使わないとどうなるかリスクも解説
歯列矯正後の後戻りの原因と防止する方法を解説【歯科医師監修】
乱れた歯列や噛み合わせは、見た目だけでなく全身へも悪影響を及ぼしてしまいます。
そのため、歯列を改善させ、健康的な口腔内ときれいな見た目を手に入れたいと考えている方も多いでしょう。
しかし、歯列矯正は治療後のメンテナンスを怠ってしまうと、再び歯列が乱れてしまう可能性があります。
せっかく整えたのに無駄となってしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、歯列矯正後の後戻りの原因を歯科医師監修のもと詳しく解説します。
後戻りを予防する方法も合わせて解説するので、歯列矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
その他デメリットの紹介、対処法についてはこちらの記事をご覧ください。
後戻りとは
歯列矯正では、動かした歯が元の位置に戻ろうと再び歯列が乱れてしまう「後戻り」という現象が起こります。
動かした直後は歯が骨の中で安定しておらず、矯正治療を行う前よりも不安定な状態です。
固定せずにそのまま過ごしてしまうと、食事や顎の動きなどで歯が傾いてしまい、後戻りしてしまうのです。
基本的にはどのような矯正方法(ワイヤー矯正・マウスピース矯正など)で治療した場合でも、後戻りする可能性があります。
さらに抜歯などを行い歯を大きく動かしたケースほど不安定になりやすいので、後戻りのリスクが高くなります。
歯列矯正後の後戻りの原因
決して安くない費用と、決して短くはない時間をかけて歯列矯正をしたのに、その結果が長く続かないようでは困ります。
歯列矯正の後戻りの原因は症例や環境によって異なりますが、代表的な原因として以下の3つが挙げられます。
では、それぞれ詳しく解説します。
治療が不十分、不適切
骨格に異常がある症例で外科手術が必要なケースであるにも関わらず、歯列矯正だけで無理に完結させてしまうと後戻りの可能性が高くなってしまいます。
抜歯が適切である症例に非抜歯で矯正を進めたり、不適切な矯正器具で治療を開始したりすることも、後戻りの原因です。
また、しっかり噛み合っていなかったり、歯が倒れたままの状態で矯正治療が終了してしまうことも、後戻りの原因となるでしょう。
歯列矯正は、高度な技術と知識が必要な歯科治療です。十分な実績と経験があり、信頼できる医師へ任せるようにしましょう。
歯列に悪影響な癖
歯列が乱れる原因のひとつに、日ごろの悪習慣や癖が挙げられます。
歯列がきれいに整ったあとも、悪習慣や癖が改善されていなければ再び歯列が乱れてしまう可能性があるでしょう。
歯列に悪影響な癖には、以下のようなものが挙げられます。
鼻炎やアレルギーで慢性的に鼻詰まりを起こして口呼吸になっている方は、まずは耳鼻科などを受診しましょう。
口呼吸は、歯並びだけでなく舌癖にも影響を及ぼしてしまいます。
また、頬杖やうつ伏せ・横向き寝は、どちらか一方の顎や歯列に圧力がかかり続けてしまいます。
歯列を乱す原因となるため、日ごろから意識して改善するように心掛けましょう。
保定期間が不十分
一般的に、歯列矯正にかかった期間と同じくらいの期間は歯が動くと言われています。
そのため、リテーナーと呼ばれる保定装置を矯正治療が終わったあともしっかりと装着して、後戻りを防ぐ必要があります。
矯正器具が外れた開放感から、保定装置の装着をサボってしまうケースが多いですが、最後まで気を抜かないように取り組むことが大切です。
マウスピース矯正であれば、治療期間と同じような感覚で保定期間へ移行できるため、抵抗なく装着できるでしょう。
リテーナーとは
リテーナーとは、歯列矯正が終わったあと保定のために使用する専用器具のことです。
大きく分けて「固定式」と「可動式」に分けられ、それぞれの症例に適切なものを使用します。
リテーナーは正しく装着しないと効果を発揮しません。それだけでなく、虫歯や歯周病の原因になることもあるので、医師の指示を守りながらきちんと使用するよう心掛けましょう。
リテーナーの詳細はこちらの記事をご覧ください。
歯列矯正後の後戻りを防止する方法
歯列矯正の後戻りを防止するためには、適切な治療を受けられる医院を選ぶことも大切ですが、保定期間中の過ごし方が重要です。
後戻りを防ぐためには、以下のポイントを意識してみましょう。
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
自分の症状にあった治療を受ける
後戻りの原因のひとつである、不十分・不適切な治療を受けないことも、後戻りを防止する重要なポイントです。
不適切な治療方法は後戻りだけでなく、矯正治療自体も失敗してしまう可能性があります。
このようなケースは、医師の未熟さが原因であることがほとんどのため、矯正治療を受ける医院選びも慎重になる必要があるでしょう。
無理やり希望する方法で治療を受けても、失敗したり後戻りしたりしてしまうと、費用や時間を無駄にしてしまいます。
治療を受ける前に医師とよく相談し、最適な方法を選択するようにしましょう。
ひとつの診断だけでは不安な場合、セカンドオピニオンを利用する方法もあります。
カウンセリングの際に、セカンドオピニオンであることを伝えておくとスムーズに進むでしょう。
癖の改善
歯列矯正が終わるまでに、舌で歯を押す癖や頬杖、口呼吸、うつ伏せ寝などの悪習慣も改善させることも、後戻りの防止に繋がります。
舌癖は歯科医院で専門のトレーニングを受けられるので、早めに相談しておくと安心でしょう。
頬杖は日ごろから意識して避けるようにし、うつ伏せ寝などは寝具や枕を変えてみると改善に繋がるかもしれません。
また、舌癖や歯並びの悪化に繋がる習慣を改善させると、後戻り防止だけでなく顔の歪みが改善されることもあります。
口周りの筋肉は頭や首まで繋がっているため、慢性的な肩こりや頭痛が解消されるケースもあるでしょう。
リテーナーを十分な期間装着する
歯列矯正後の後戻りを防止するためには、しっかりとリテーナーを装着することが大切です。
リテーナーの装着時間が短いと、食事や顎の動きなどの影響を受けて歯が元の位置に戻ってしまいます。
リテーナーの装着期間が不十分なことが原因で後戻りし、「歯列矯正に失敗した」と感じる方も少なくありません。
そうならないためにも、医師に指示された期間・時間をしっかり守り、正しく装着するよう心がけましょう。
また、リテーナーは医師から指示された装着期間が過ぎた後も、就寝時の装着を続けることできれいな歯列を長く保てます。
せっかく整えた歯列のためにも、できるだけリテーナーは装着するようにしましょう。
歯列矯正後の後戻りがおきてしまったら
歯列矯正後に後戻りが起きてしまったら、「また高額な費用がかかってしまう……」「もう長期間治療は受けたくない……」など、マイナスなイメージをされる方が多いでしょう。
しかし、後戻りに気づいた時点で早めに再治療を受けると、費用や期間を抑えて治療を受けられることがあります。
そのまま放っておいても歯列が良くなることはないので、早めに再治療の決断をするようにしましょう。
後戻りした歯列の状態が比較的軽度であれば、数カ月ほどの再治療で再びきれいな歯列に戻るケースが多いです。
安いマウスピース矯正サービスや部分矯正が適用されれば、費用も抑えられるでしょう。
近ごろは、後戻りの再治療に対応しているマウスピース矯正サービスが増えてきているので、気になる方は近くの歯科医院やオンライン相談などを活用してカウンセリングを受けてみましょう。
後戻りを予防してきれいな歯並びを維持しよう
歯列矯正の後戻りについて解説しました。
歯列矯正では、歯並びが整ったあとも数カ月~数年は保定装置を装着する必要があります。
歯列矯正の後戻りや装置の管理が心配な方は、マウスピース矯正の「DPEARL」がおすすめです。
DPEARLで使用する矯正器具は、透明なマウスピースのためリテーナーの取り扱いと似ており、保定期間でも抵抗なく装着を続けられるメリットがあります。
また、DPEARLでは後戻りが起こらないよう一人ひとりの症例に合った治療計画を作成しています。
歯列矯正をはじめる前の相談は無料で、矯正治療中も独自のアプリを活用してモチベーション維持やご質問・お困りごとに対応しています。
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マウスピース矯正、歯列矯正を検討している方は、適正価格ではじめられるDPEARLへ、お気軽にお問い合わせください。
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