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    叢生矯正の費用を手法別・年代別に解説【歯科医師監修】

    歯が重なり合っている不正咬合を叢生と呼びます。

    イメージとしては「ガタガタした歯並び」の状態です。

    歯が生えるスペースが足りないために重なり合ってしまった歯並びで、顎の小さい日本人によく見られます。

    歯科医院に矯正を希望して訪れる人の80%が、この叢生であるともいわれています。

    他の不正咬合と違い、軽度なものでもかなり清掃がしづらくなってしまうのがこの叢生の特徴です。

    また、チャームポイントにもコンプレックスにもなる八重歯もこの叢生の一種です。

    かなり多くの人が悩んでいるといわれる叢生には、どのような治療法があるのでしょうか。

    治療にかかる費用もあわせて、歯科医師監修の元に解説します。

     

    その他の症例についてはマウスピース矯正の費用を症例、部分、年代、種類別に解説【歯科医師監修】でまとめています。
    併せて御覧ください。

    マウスピース矯正の費用を症例、部分、年代、種類別に解説【歯科医師監修】

     

    叢生とは

    叢生とは、歯と歯が重なり合ってしまった歯並びです。

    歯が重なり合ってしまう原因は2つ考えられます。

    顎が小さすぎる場合と、歯が大きすぎる場合です。

    どちらかの理由により口腔内にスペース不足が起こり、狭い場所に歯が生えてこようとすると、この叢生の歯並びとなります。

    親の叢生がそのまま遺伝する場合もありますが、例えば片方の家系から小さい顎を引き継ぎ、もう片方の家系から大きめの歯を引き継ぐことでも起こります。

    顎の発達が顕著でない現代人は、昔の人に比べこの叢生を抱えやすいといえるでしょう。

    ごく軽度から重度まで、様々な程度の叢生の患者様がいらっしゃいます。

     

    叢生を矯正する2つの手法

    叢生を矯正するためには、ワイヤー矯正であってもマウスピース矯正であっても、まずスペースを作らなくてはなりません。

    そのために抜歯を必要とする場合と、歯を削ってスペースを作る場合があります。

    子供においては、永久歯が生え揃うまでは顎の成長が見込まれるため、その限りではありません。

     

    ワイヤー矯正

    歯の表面にブラケットをつけ、そこにワイヤーを通して力をかける矯正方法です。

    昔からある矯正方法で、幅広い症例に対応できます。

    叢生においても、かなり重度の叢生に適用されるのは、このワイヤー矯正になります。

    また、歯の裏側にブラケットをつけ、 ワイヤーを通す裏側矯正という矯正方法も選択できます。

    裏側矯正は表側にブラケットをつける表側矯正のデメリットをクリアしたものですが、ワイヤー矯正と比べると高価であり、 口腔内を傷つけるリスクがあります。

    詳細はワイヤー矯正のメリット・デメリットを解説【歯科医院監修】種類や費用についても紹介を参照ください。

    ワイヤー矯正のメリット・デメリットを解説【歯科医院監修】種類や費用についても紹介

     

    マウスピース矯正

    透明なマウスピースを複数枚単位で作製し、それを付け替え装着することで歯を動かす矯正方法です。

    軽度から中等度までの多くの患者さんが気軽に選べるのがマウスピース矯正です。

    透明なマウスピースは矯正装置と分かりにくく、審美的にとても優れています。

    ワイヤー矯正と違い、装置を取り外すことができるので、清掃面でも安心できます。

    ただ固定式でないことで、つけ忘れてしまうと正しく矯正が進みにくくなるというデメリットがあります。

     

    叢生矯正の費用を手法別、年代別に解説

    大人 子供
    マウスピース矯正 40~100万円程度 10万~

    成長に合わせ期間が長くなる(Ⅰ期とⅡ期をまたぐ)と、100万円ほどまでかかる場合も

    ワイヤー矯正 30~150万円程度 30~150万円程度
    裏側矯正 40~170万円程度 40~170万円程度

    ※いずれも目安です。症状によって前後します。

    マウスピース矯正

    • 大人:40~100万円程度
    • 子供:10万~100万円程度

    子供の矯正では、Ⅰ期からⅡ期をまたぐと、時間の長さとともに合計金額が高額になることがあります。

    程度によっても金額は変わりますが、ワイヤーの裏側矯正よりは、マウスピース矯正の方が治療費が安価な傾向があります。

     

    ワイヤー矯正

    • 30~150万円程度

    近年ワイヤーの表側矯正でも、セラミック製の白いものなど、審美面に配慮したワイヤー矯正も選べるようになってきました。

    一般的な金属色のものより目立ちにくいのが特徴ですが、金額が高価になる傾向があります。

     

    裏側矯正

    • 40~170万円程度

    裏側矯正は技術的にも難しいため、他の矯正メニューより全体的に高めに設定されている医院が多いのが特徴です。

     

    大人

    • マウスピース矯正で40〜100万円程度
    • 表側矯正で30~150万円程度
    • 裏側矯正で40~170万円程度

    子供より歯が動きにくいため、同じ治療でも大人の方が合計金額が高くなることがあります。

     

    子供

    • マウスピース矯正で10~100万円程度
    • 表側矯正で30~150万円程度
    • 裏側矯正で40~170万円程度

    成長に合わせⅠ期からⅡ期と期間が長くなると合計金額が上がります。

    ただ、同じくらいの期間であれば、大人と同程度か、矯正方法によっては安価になることもあります。

    子供は顎の骨を広げることができるため、永久歯が生えてきた時に歯並びを良くする、叢生の予防のような方法も選択できます。

    叢生の矯正の期間

    叢生の矯正にかかる期間は症例によって異なります。

    ただ、どんなに短くても半年以上、長くても大体3年以内に終わると考えてよいでしょう。

    矯正治療には、その後保定期間というものがあります。

    保険期間は矯正期間と同じだけの時間が必要といわれています。

    • マウスピース矯正 6ヵ月~2年
    • 表側矯正 6ヵ月~2年
    • 裏側矯正 6ヵ月~2年

    叢生矯正で保険適応されるか

    歯科矯正は基本的に自費診療の範囲で行われます。

    特に叢生は、上下顎前突などと異なり、顎変形症などの病名がつきにくい症例です。

    厚生労働省により定められている先天性疾患は53あり、口唇口蓋裂、永久歯の先天性欠如が六本以上の場合などが対象になっています。

    これらの疾患によるものだと診断されると、保険診療の範囲内で矯正治療を行うことができますが、軽度から中等度の一般的な叢生では、適応されることはないといって良いでしょう。 

     

    叢生のリスク

    虫歯や歯周病になりやすい

    叢生の一番のリスクは、とても清掃が行いにくいことです。

    歯が重なり合っている部分はフロスが通らないことも多く、歯科医院で清掃してもらったとしても、何も器具が入らないケースも多くあります。

    また、フロスが通ったり歯ブラシが当たったりする場所でも、重なり合いがあるほど磨き残しが多くなってしまいます。

    そのためケアを一生懸命行っても、虫歯や歯周病になりやすいのが特徴です。

    清掃以外の歯科治療も行いにくい傾向があります。

     

    口臭

    叢生は清掃がしづらい歯並びのため、 磨き残しが多く起こります。

    その結果、口臭が目立つことがあります。 

    歯並びが悪いと清掃効率だけでなく、自浄作用にも影響があります。

    歯ブラシが当たりづらく、唾液が流れにくい場所が多く口腔内に存在することで、口臭のリスクが高まります。 

     

    見た目がわるい

    ガタガタの歯並びは、審美的に良いとはいえません。

    上下顎前突などと異なり、口を閉じれば分からないケースもありますが、 人前で話したり笑ったりするのが悩みとなりやすい歯並びです。

    また、 日本では長くチャームポイントとされてきた八重歯ですが、海外ではヴァンパイアティースと呼ばれ、嫌われる傾向にあります。

     

    そのため、 コンプレックスと決めつける必要性は全くありませんが、海外に長く住む予定がある方は、場所が変わればそのような見方もあると知っておいた方が良いでしょう。

     

    口腔機能全体に影響が出ることがある

    歯は一本一本が、少しずつ異なった役割を担っています。

    それがきちんと機能することにより、口腔機能全体のバランスがとれます。

    叢生においては、 でこぼこした部分がきちんと噛み合わないことで他の歯に負担がかかる可能性があります。

    例えば八重歯の場合です。

    八重歯は本来犬歯と呼ばれ、歯列がちょうどカーブする場所に位置しています。

    そのため前にも横にも、顎がずれすぎないようにガイドする役割を担っています。

    この犬歯が出っ張ってしまうことで、大きくずれた位置まで顎が動くようになってしまいます。

    その結果、顎や他の歯の負担になってしまう可能性があります。

     

    叢生の費用を把握して自分に合った最適なメニューで治療をしよう

    叢生は、放置してしまうと清掃が不十分になり、虫歯・歯周病の原因になります。

    よりよい歯で長く食べるためにも叢生の治療は必要だといえるのではないでしょうか。

    叢生を治療する患者様の数も多いため、よりたくさんの安心できるノウハウが蓄積されているといえます。

    叢生の矯正には、色んな方法があります。

    程度にかかわらず、叢生が気になったら歯科医院で一度相談してみると、思った以上に気軽に治療ができるかもしれません。

    DPEARLでは、叢生の矯正治療を行うことができます。

    ガタガタ、デコボコ、ぜひ一度相談ください。

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    ぜひ一度ご相談ください。