TOP BLOG 正中ずれはマウスピース矯正で治せる?原因・治療法・費用まで歯科医が徹底解説 正中ずれはマウスピース矯正で治せる?原因・治療法・費用まで歯科医が徹底解説 「前歯の中心がズレて見える」「写真で歯並びの左右差が気になる」——そんな歯の“正中ずれ”の原因と治し方をわかりやすく解説。マウスピース矯正でどこまで治せるか、治療期間・費用・注意点まで歯科医が徹底紹介します。軽度のズレが気になる方や、矯正中に正中がズレてきた方は参考にしてください。 目次 Toggle 歯の「正中ずれ」とは?前歯の中心がずれて見える原因を解説正中ずれが起こる主な原因正中ずれを放置するとどうなる?マウスピース矯正で正中ずれは治る?マウスピース矯正で正中ずれを整える治療の流れ治療期間と費用の目安正中がずれたままの治療終了を防ぐためのチェックポイント「自力で治す」は危険!専門医に相談すべき理由早めの相談が「理想の歯列」への近道 歯の「正中ずれ」とは?前歯の中心がずれて見える原因を解説 「正中ずれ」とは、上下の前歯の中心(正中線)が左右どちらかにズレている状態を指します。見た目のバランスだけでなく、噛み合わせや顎の位置にも影響を与えることがあります。 軽度のズレは気づきにくいものの、写真や鏡で見たときに「歯の中心が合っていない」と感じる人も多いでしょう。まずは、どの程度のズレが問題となるのかを確認していきましょう。 正中ずれはどれくらいが“許容範囲”? 正中ずれは、2mm以内であれば多くの歯科医が「生活や見た目に支障がない範囲」と判断します。芸能人でも左右差がある人は珍しくなく、必ずしも治療が必要とは限りません。 ただし、ズレが3mm以上になると、噛み合わせのバランスや顎の位置に影響が出ることも。気になる場合は、早めに専門医のチェックを受けておくと安心です。 正中ずれが起こる主な原因 正中ずれの原因は一つではありません。歯の生え方や顎の成長、日常の癖、過去の治療など、複数の要因が組み合わさって起こるケースがほとんどです。よく見られる原因を具体的に見ていきましょう。 歯の本数・大きさ・生え方のアンバランス 左右の歯の本数や形が異なると、歯列全体のバランスが崩れやすくなります。 特に先天的に歯が少なかったり、過去に抜歯した部位が偏っていたりすると、正中線がズレやすくなります。矯正治療では、この不均衡を考慮して全体のバランスを整える必要があります。 噛み癖・頬杖・片噛みなどの日常習慣 日常的に片側で噛む、頬杖をつく、横向きで寝るなどの癖も正中ずれの原因になります。 こうした習慣は知らず知らずのうちに顎の成長や筋肉の使い方を左右非対称にしてしまいます。軽度のズレでも、生活習慣を見直すことで進行を防げることがあります。 骨格や顎の成長バランスによるもの 遺伝や成長過程によって、上下の顎の骨格が左右非対称に発達することがあります。骨格性のずれは歯だけでなく顔全体のバランスにも影響を与えるため、マウスピースだけでは改善が難しいケースも。骨格の影響が疑われる場合は、矯正専門医による精密診断が欠かせません。 歯列矯正中にズレるケースもある 矯正治療の途中で歯が動く過程で、一時的に正中がズレることもあります。計画通りに歯を動かすためには、マウスピースの装着時間や調整のタイミングが重要です。 ズレたまま治療が終了してしまうと後戻りの原因になるため、定期的な確認が欠かせません。 正中ずれを放置するとどうなる? 軽度のズレだからと放置してしまうと、見た目の問題だけでなく、噛み合わせや全身の不調につながることがあります。ここでは、放置による代表的なリスクを紹介します。 顔の歪みや噛み合わせ不良の原因になる 正中ずれは左右の筋肉の使い方にも影響を与えるため、顔が傾いて見えたり、片側の噛み合わせが強くなったりすることがあります。放置するとさらにズレが進行し、見た目の歪みが目立ってしまうこともあります。 顎関節症・肩こり・頭痛を引き起こすことも 噛み合わせのアンバランスは、顎関節への負担を増やします。その結果、顎関節症、肩こり、頭痛などの不快症状を引き起こすケースも。特に片噛みが続くと、慢性的な筋肉の緊張にもつながります。 歯列のバランスが崩れ、虫歯・歯周病リスクが上がる 歯並びがずれると、歯と歯の間に汚れがたまりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが上がります。見た目の問題だけでなく、口腔内の健康にも悪影響を及ぼすため、早めの対応が重要です。 マウスピース矯正で正中ずれは治る? マウスピース矯正は、透明で目立たずに歯を動かせる人気の治療法です。 軽度〜中等度の正中ずれなら改善が期待できますが、骨格に原因がある場合は限界もあります。自分の症状がどこまで対応できるかを知ることが大切です。 マウスピース矯正で治せるケース・治せないケース ☑️マウスピース矯正で治せるケース 歯の傾きや位置のズレが原因の軽度〜中等度の正中ずれ 前歯の中心が左右に1〜2mm程度ズレている 骨格や顎の形に大きな左右差がない 抜歯を伴わない(または少数の)歯列矯正が可能なケース 歯の移動範囲が小さく、部分矯正で改善できる 毎日20時間以上マウスピースを装着できるなど、自己管理ができる 透明で目立たない矯正を希望している ☑️マウスピース矯正で治せない(または難しい)ケース 顎の骨格が左右非対称で、顔のゆがみを伴う正中ずれ 上下の顎の成長バランスに問題がある(骨格性のズレ) 歯列の乱れが重度で、抜歯や大幅な移動が必要なケース 噛み合わせが大きくずれており、マウスピースでは力が足りない 過去の矯正で歯根が動きづらくなっている リテーナーを怠って歯列全体が崩れてしまった再矯正ケース マウスピースの装着時間を守れない、自己管理が難しい マウスピース矯正は、歯の傾きや位置のズレが主な原因の“軽度〜中等度の正中ずれ”に高い効果を発揮します。透明で目立たず、生活への負担が少ない点も魅力です。 一方、顎の骨格や成長によるズレ、顔のゆがみを伴う症例では、マウスピース単独では限界があります。治療を始める前に、矯正専門医の精密な診断で「どこまで治せるか」を把握することが大切です。 ワイヤー矯正との違いと選び方の目安 比較項目 マウスピース矯正 ワイヤー矯正 見た目 透明で目立たない 表側は目立ちやすい(裏側矯正もあり) 痛み・違和感 少なめ・取り外し可 ワイヤー調整時に痛みが出ることも 対応範囲 軽度〜中等度の症例 重度の歯列・骨格のズレにも対応可 通院頻度 約1〜2ヶ月ごと 約1ヶ月ごと(調整が必要) 自己管理 装着時間の徹底が必要 医師主導で進行、管理が容易 費用の目安 約50〜100万円 約70〜120万円(症例による) マウスピース矯正とワイヤー矯正は、どちらも正中ずれの改善に有効ですが、得意分野が異なります。見た目や快適さを重視するならマウスピース矯正、確実な噛み合わせ改善を目指すならワイヤー矯正がおすすめです。 自分の生活スタイル・症状の重さ・治療へのモチベーションを踏まえて、医師と相談しながら最適な方法を選びましょう。 マウスピース矯正で正中ずれを整える治療の流れ マウスピース矯正では、治療計画からマウスピースの作製、装着、微調整までが段階的に進みます。正中を正確に合わせるには、綿密なシミュレーションと定期的なフォローが欠かせません。 1.カウンセリング・精密検査で原因を特定 初診では歯並びや骨格を分析し、正中ずれの原因を特定します。3Dスキャンなどを用いて、噛み合わせや歯の動きをシミュレーションします。 2.治療シミュレーションで「正中を合わせる」計画を立てる AIやデジタル技術を使い、最終的な歯列を可視化。どの位置まで歯を動かすかを計画し、ズレを少しずつ改善していきます。 3.マウスピース作製〜段階的に歯を移動 作製したマウスピースを一定期間ごとに交換しながら、歯を少しずつ移動させます。1日20時間以上の装着が推奨されます。 4.定期的な確認・微調整 治療中は定期的に医院でチェックを受け、ズレが再発していないかを確認します。Ray Faceなど最新の光学機器を使う医院も増えています。 治療期間と費用の目安 正中ずれの矯正期間や費用は、ズレの程度・治療範囲・使用する装置によって大きく異なります。 軽度のズレなら比較的短期間・低コストで改善できますが、全体の噛み合わせを整える場合は長期的な治療が必要です。 ☑️治療期間の目安 治療タイプ 主な対象 期間の目安 特徴 部分矯正(軽度の正中ずれ) 前歯のズレ・軽度の歯列不正 約3〜9ヶ月 気になる部分だけを整える。短期間・低コストで済む。 全体矯正(噛み合わせも調整) 顎のバランスや骨格のズレを伴うケース 約1〜3年 歯列全体を動かして噛み合わせまで改善。長期的で確実な治療。 ☑️費用の目安(自費診療) 治療内容 費用相場(税込) 備考 マウスピース矯正 部分:約30〜50万円 全体:約50〜100万円 部分:軽度のズレ・前歯中心の矯正に適用されるケースが多い 全体:正中+噛み合わせを整える本格的な矯正 ワイヤー矯正(参考) 約70〜120万円 骨格性のズレや重度の症例に対応可能 保険適用の可能性 顎変形症など外科手術を伴う場合のみ 医師の診断が必要・保険適用範囲は限定的 ☑️ 期間・費用を抑えるためのポイント 軽度のズレなら「部分矯正」でも十分改善できる場合がある 医院によって装置代・調整料・保定料の含まれる範囲が異なる 分割払いやデンタルローンを導入している医院も多い 事前の無料相談で総額見積もりを確認しておくのが安心 まずは自分のズレの原因を把握し、複数の医院で見積もりや治療方針を比較することが、納得の矯正につながります。 保険適用になるケース・ならないケース マウスピース矯正は基本的に審美目的の治療とみなされるため、自費診療になります。 ただし、噛み合わせや顎の機能に影響が出ている骨格性のズレなど、医学的治療が必要と判断される場合は保険適用の対象になることもあります。 ☑️ 保険適用になるケース 条件 内容の例 顎変形症(がくへんけいしょう) 骨格のずれが原因で噛み合わせに大きな異常がある場合。外科手術(外科的矯正)が必要と診断されたケース。 先天的な疾患・形成異常 唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)など、生まれつき顎や歯列に異常がある場合。 咀嚼や発音に支障をきたす重度の噛み合わせ異常 正常な咀嚼ができない・発音障害を伴うなど、機能回復目的の治療と認められるケース。 医師が「保険適用の矯正治療が必要」と診断した場合 指定自立支援医療機関(顎変形症対応医院)での診断が必要。 ☑️保険が適用されないケース 見た目の改善や美容目的(審美矯正) 軽度の正中ずれや歯列不正 顎や骨格に問題がないケース マウスピース矯正(インビザラインなど)を希望する場合 通常の噛み合わせ矯正のみを目的とした場合 判断の基準は医師の診断によって異なるため、「自分は対象になるのか?」を知るには、保険対応の矯正専門医院で相談するのが確実です。 正中がずれたままの治療終了を防ぐためのチェックポイント マウスピース矯正では、計画どおりに歯を動かすために装着時間や通院頻度、治療計画の微調整がとても重要です。 正中がズレたまま治療が終了してしまうのは、次のような「ちょっとした油断」や「自己判断の調整」が原因になることが多いです。 ☑️ 治療中に意識すべきチェックポイント チェック項目 内容・注意点 装着時間 1日20時間以上が目安。短時間の装着不足は歯の動きを遅らせる原因に。 マウスピースのフィット感 浮き・浮き上がりがあると歯が正しく動かない。違和感があればすぐ相談を。 交換スケジュール 医師の指示通りに新しいトレーへ交換。遅れや早すぎる交換は歯の移動にズレが生じる。 通院・チェック頻度 約1〜2ヶ月ごとの定期検診を必ず受ける。治療計画の微調整が必要な場合も。 自己判断での装置調整 自分で調整・削るなどは厳禁。誤った力がかかり、ズレを悪化させることも。 ☑️治療後の「正中ズレ」防止に役立つ習慣 食事の片噛みや頬杖など、偏った習慣を見直す 矯正中に歯ぎしり・食いしばりが強い人はナイトガードを使用 定期的に口元や歯列を写真で記録し、ズレを早期発見 治療後も半年〜1年は矯正医で経過観察を受ける 装着時間の不足や通院の間隔が空くと、歯の動きが計画どおりに進まず、最終的に正中がズレたまま終了してしまうこともあります。 日々の習慣・装着ルールを守り、定期的なチェックで微調整を重ねることが、理想の歯並びを維持する最短ルートです。 リテーナー(保定)期間に気をつけること 矯正治療後の「保定期間」は、歯並びを安定させるための大切なステップです。動かした歯は元の位置に戻ろうとするため、リテーナー(保定装置)の装着が欠かせません。 治療直後〜半年は1日20時間以上、以降は夜間のみ装着するのが一般的です。プレート型や固定式などタイプを選べ、装置は水洗いと専用洗浄剤で清潔に保ちます。 数日サボるだけでも歯が動くことがあるため、装着時間・お手入れ・定期検診を守り、後戻りを防ぎましょう。 「自力で治す」は危険!専門医に相談すべき理由 SNSなどで「自分で歯を動かす方法」を見かけますが、これは非常に危険です。 間違った力をかけると、歯根や歯ぐきを傷め、かえってズレが悪化することも。必ず歯科医の指導を受けて治療を行いましょう。 「歯の中心を押す」「マウスピースを自作」は逆効果 歯を指で押す、自己流マウスピースを使うなどは絶対に避けましょう。歯や骨に過剰な力がかかり、歯並びの悪化や神経損傷を招く恐れがあります。 専門医ならではの診断・治療計画の重要性 矯正専門医は、3D分析や過去の症例データをもとに安全な治療計画を立てます。自分では見えない噛み合わせのズレまで考慮した治療が可能です。 無料相談・セカンドオピニオンの活用法 複数の医院で相談することで、自分に合った治療方法を比較できます。カウンセリングを通して、信頼できる専門医を見つけましょう。 早めの相談が「理想の歯列」への近道 正中ずれは、わずかなズレでも放置すると噛み合わせや見た目に影響が出ることがあります。気になる違和感を感じたら、早めの相談が肝心です。 マウスピース矯正なら、透明で目立たず自然に歯並びを整えられるのが魅力。まずは矯正専門医に相談し、ズレの原因と自分に合った治療法をチェックしましょう。 前の記事 交叉咬合(クロスバイト)は矯正でなおる?原因・年齢別の治療法・保険適用の例を徹底解説 次の記事 上顎前突(出っ歯)は矯正で改善できる?原因・治療法・費用を歯科医が徹底解説
正中ずれはマウスピース矯正で治せる?原因・治療法・費用まで歯科医が徹底解説
「前歯の中心がズレて見える」「写真で歯並びの左右差が気になる」——そんな歯の“正中ずれ”の原因と治し方をわかりやすく解説。マウスピース矯正でどこまで治せるか、治療期間・費用・注意点まで歯科医が徹底紹介します。軽度のズレが気になる方や、矯正中に正中がズレてきた方は参考にしてください。
目次
歯の「正中ずれ」とは?前歯の中心がずれて見える原因を解説
「正中ずれ」とは、上下の前歯の中心(正中線)が左右どちらかにズレている状態を指します。見た目のバランスだけでなく、噛み合わせや顎の位置にも影響を与えることがあります。
軽度のズレは気づきにくいものの、写真や鏡で見たときに「歯の中心が合っていない」と感じる人も多いでしょう。まずは、どの程度のズレが問題となるのかを確認していきましょう。
正中ずれはどれくらいが“許容範囲”?
正中ずれは、2mm以内であれば多くの歯科医が「生活や見た目に支障がない範囲」と判断します。芸能人でも左右差がある人は珍しくなく、必ずしも治療が必要とは限りません。
ただし、ズレが3mm以上になると、噛み合わせのバランスや顎の位置に影響が出ることも。気になる場合は、早めに専門医のチェックを受けておくと安心です。
正中ずれが起こる主な原因
正中ずれの原因は一つではありません。歯の生え方や顎の成長、日常の癖、過去の治療など、複数の要因が組み合わさって起こるケースがほとんどです。よく見られる原因を具体的に見ていきましょう。
歯の本数・大きさ・生え方のアンバランス
左右の歯の本数や形が異なると、歯列全体のバランスが崩れやすくなります。
特に先天的に歯が少なかったり、過去に抜歯した部位が偏っていたりすると、正中線がズレやすくなります。矯正治療では、この不均衡を考慮して全体のバランスを整える必要があります。
噛み癖・頬杖・片噛みなどの日常習慣
日常的に片側で噛む、頬杖をつく、横向きで寝るなどの癖も正中ずれの原因になります。
こうした習慣は知らず知らずのうちに顎の成長や筋肉の使い方を左右非対称にしてしまいます。軽度のズレでも、生活習慣を見直すことで進行を防げることがあります。
骨格や顎の成長バランスによるもの
遺伝や成長過程によって、上下の顎の骨格が左右非対称に発達することがあります。骨格性のずれは歯だけでなく顔全体のバランスにも影響を与えるため、マウスピースだけでは改善が難しいケースも。骨格の影響が疑われる場合は、矯正専門医による精密診断が欠かせません。
歯列矯正中にズレるケースもある
矯正治療の途中で歯が動く過程で、一時的に正中がズレることもあります。計画通りに歯を動かすためには、マウスピースの装着時間や調整のタイミングが重要です。
ズレたまま治療が終了してしまうと後戻りの原因になるため、定期的な確認が欠かせません。
正中ずれを放置するとどうなる?
軽度のズレだからと放置してしまうと、見た目の問題だけでなく、噛み合わせや全身の不調につながることがあります。ここでは、放置による代表的なリスクを紹介します。
顔の歪みや噛み合わせ不良の原因になる
正中ずれは左右の筋肉の使い方にも影響を与えるため、顔が傾いて見えたり、片側の噛み合わせが強くなったりすることがあります。放置するとさらにズレが進行し、見た目の歪みが目立ってしまうこともあります。
顎関節症・肩こり・頭痛を引き起こすことも
噛み合わせのアンバランスは、顎関節への負担を増やします。その結果、顎関節症、肩こり、頭痛などの不快症状を引き起こすケースも。特に片噛みが続くと、慢性的な筋肉の緊張にもつながります。
歯列のバランスが崩れ、虫歯・歯周病リスクが上がる
歯並びがずれると、歯と歯の間に汚れがたまりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが上がります。見た目の問題だけでなく、口腔内の健康にも悪影響を及ぼすため、早めの対応が重要です。
マウスピース矯正で正中ずれは治る?
マウスピース矯正は、透明で目立たずに歯を動かせる人気の治療法です。
軽度〜中等度の正中ずれなら改善が期待できますが、骨格に原因がある場合は限界もあります。自分の症状がどこまで対応できるかを知ることが大切です。
マウスピース矯正で治せるケース・治せないケース
☑️マウスピース矯正で治せるケース
☑️マウスピース矯正で治せない(または難しい)ケース
マウスピース矯正は、歯の傾きや位置のズレが主な原因の“軽度〜中等度の正中ずれ”に高い効果を発揮します。透明で目立たず、生活への負担が少ない点も魅力です。
一方、顎の骨格や成長によるズレ、顔のゆがみを伴う症例では、マウスピース単独では限界があります。治療を始める前に、矯正専門医の精密な診断で「どこまで治せるか」を把握することが大切です。
ワイヤー矯正との違いと選び方の目安
マウスピース矯正とワイヤー矯正は、どちらも正中ずれの改善に有効ですが、得意分野が異なります。見た目や快適さを重視するならマウスピース矯正、確実な噛み合わせ改善を目指すならワイヤー矯正がおすすめです。
自分の生活スタイル・症状の重さ・治療へのモチベーションを踏まえて、医師と相談しながら最適な方法を選びましょう。
マウスピース矯正で正中ずれを整える治療の流れ
マウスピース矯正では、治療計画からマウスピースの作製、装着、微調整までが段階的に進みます。正中を正確に合わせるには、綿密なシミュレーションと定期的なフォローが欠かせません。
1.カウンセリング・精密検査で原因を特定
初診では歯並びや骨格を分析し、正中ずれの原因を特定します。3Dスキャンなどを用いて、噛み合わせや歯の動きをシミュレーションします。
2.治療シミュレーションで「正中を合わせる」計画を立てる
AIやデジタル技術を使い、最終的な歯列を可視化。どの位置まで歯を動かすかを計画し、ズレを少しずつ改善していきます。
3.マウスピース作製〜段階的に歯を移動
作製したマウスピースを一定期間ごとに交換しながら、歯を少しずつ移動させます。1日20時間以上の装着が推奨されます。
4.定期的な確認・微調整
治療中は定期的に医院でチェックを受け、ズレが再発していないかを確認します。Ray Faceなど最新の光学機器を使う医院も増えています。
治療期間と費用の目安
正中ずれの矯正期間や費用は、ズレの程度・治療範囲・使用する装置によって大きく異なります。
軽度のズレなら比較的短期間・低コストで改善できますが、全体の噛み合わせを整える場合は長期的な治療が必要です。
☑️治療期間の目安
☑️費用の目安(自費診療)
全体:約50〜100万円
全体:正中+噛み合わせを整える本格的な矯正
☑️ 期間・費用を抑えるためのポイント
まずは自分のズレの原因を把握し、複数の医院で見積もりや治療方針を比較することが、納得の矯正につながります。
保険適用になるケース・ならないケース
マウスピース矯正は基本的に審美目的の治療とみなされるため、自費診療になります。
ただし、噛み合わせや顎の機能に影響が出ている骨格性のズレなど、医学的治療が必要と判断される場合は保険適用の対象になることもあります。
☑️ 保険適用になるケース
☑️保険が適用されないケース
判断の基準は医師の診断によって異なるため、「自分は対象になるのか?」を知るには、保険対応の矯正専門医院で相談するのが確実です。
正中がずれたままの治療終了を防ぐためのチェックポイント
マウスピース矯正では、計画どおりに歯を動かすために装着時間や通院頻度、治療計画の微調整がとても重要です。
正中がズレたまま治療が終了してしまうのは、次のような「ちょっとした油断」や「自己判断の調整」が原因になることが多いです。
☑️ 治療中に意識すべきチェックポイント
☑️治療後の「正中ズレ」防止に役立つ習慣
装着時間の不足や通院の間隔が空くと、歯の動きが計画どおりに進まず、最終的に正中がズレたまま終了してしまうこともあります。
日々の習慣・装着ルールを守り、定期的なチェックで微調整を重ねることが、理想の歯並びを維持する最短ルートです。
リテーナー(保定)期間に気をつけること
矯正治療後の「保定期間」は、歯並びを安定させるための大切なステップです。動かした歯は元の位置に戻ろうとするため、リテーナー(保定装置)の装着が欠かせません。
治療直後〜半年は1日20時間以上、以降は夜間のみ装着するのが一般的です。プレート型や固定式などタイプを選べ、装置は水洗いと専用洗浄剤で清潔に保ちます。
数日サボるだけでも歯が動くことがあるため、装着時間・お手入れ・定期検診を守り、後戻りを防ぎましょう。
「自力で治す」は危険!専門医に相談すべき理由
SNSなどで「自分で歯を動かす方法」を見かけますが、これは非常に危険です。
間違った力をかけると、歯根や歯ぐきを傷め、かえってズレが悪化することも。必ず歯科医の指導を受けて治療を行いましょう。
「歯の中心を押す」「マウスピースを自作」は逆効果
歯を指で押す、自己流マウスピースを使うなどは絶対に避けましょう。歯や骨に過剰な力がかかり、歯並びの悪化や神経損傷を招く恐れがあります。
専門医ならではの診断・治療計画の重要性
矯正専門医は、3D分析や過去の症例データをもとに安全な治療計画を立てます。自分では見えない噛み合わせのズレまで考慮した治療が可能です。
無料相談・セカンドオピニオンの活用法
複数の医院で相談することで、自分に合った治療方法を比較できます。カウンセリングを通して、信頼できる専門医を見つけましょう。
早めの相談が「理想の歯列」への近道
正中ずれは、わずかなズレでも放置すると噛み合わせや見た目に影響が出ることがあります。気になる違和感を感じたら、早めの相談が肝心です。
マウスピース矯正なら、透明で目立たず自然に歯並びを整えられるのが魅力。まずは矯正専門医に相談し、ズレの原因と自分に合った治療法をチェックしましょう。
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